アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

エレクトーンの目指すところ

2024年02月01日 | ピアノ
かつさんがエレクトーンについて記事を書いていて
エレクトーンの隆盛と衰退の記録。そしてこれから…

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思い出したのだけど、昔はエレクトーンってめっちゃ流行っていたんですよね。でも今はそれほどでない感じ。というかたぶん激減。

対するクラシックピアノなんてぜんぜん「新しく」ないシロモノだけど愛好者数はかなり堅調といえるんじゃないでしょうか。このレジャーや趣味の多様化した世の中にありながら。

ということでエレクトーンという楽器についての私なりの感想をまとめておきたいと思います。あまり知られてないことかもしれませんが私はピアノ(を弾くという意味での)沼の住人というよりは楽器好きな人なんですよ。いろんな楽器をとにかく触ってみたい。根っこのところにあるのはその願望です。ピアノもいろんな楽器を触りたいけどそれ以外の楽器も、できるだけ変な(レアもの)楽器まで触ってみたい。

今まで習ったことのある楽器は、
ピアノ、ヴァイオリン、フルート、チェロ、和太鼓、(フォーク)ギター
のほか、実は

エレクトーン
があるんです。え? 聞いてないよ、って??

なにせ「3回」だけなので。3年とか、3か月じゃなくて、3回です。体験レッスン的なもので、一曲選んで、3回で弾けるようにしましょうという企画です。まだ大人ピアノを始める前のことで、場所は会社近くのヤマハ教室で、曲はたしか「ルパン三世のテーマ」だったような。

で、気に入ればもちろん継続的なレッスンへ、ということになるのですが、私はなんだかピンとこなくて、それきりになりました。そのときエレクトーンを選んだのは(家にアップライトピアノがあったのに)、なんというか…電気のアシスト(パーカッション入れたりとか)があるほうが大人からやっても楽しめるんじゃないかというイメージがあったと思うんです。でも、3回レッスン受けてみてなんとなく…先生が…いや、先生の人となりとか、先生のエレクトーンが下手とか、そういう話じゃないんですが…大きくいえば目指す音楽の方向性(?)

体験レッスンごときで何を、って感じですが、体験レッスン用の楽譜(Cメロ譜に、エレクトーン演奏に必要な記号が付いたみたいなものだったような)を「入力(「演奏」ではなく)」することがゴール、みたいな感覚。もちろん3回のレッスンではひととおりそのまま弾けるようにするのでせいいっぱいなんですが、その先にあるものが何なのかという話。

「(もっとうまい人は)コードをもっと違うのにしたりとか?」と聞いたらものすごくびっくりされて「変えるんですか? コードを??」といわれて、えーおしゃれなアレンジにするときってコード変えたりするんじゃないの?? と思ったりとか。

まぁそのときはそれで終わったわけですが、その後に、またろうが「ピアノ習いたい」ってんで近所のヤマハにいったとき、空いてる時間の関係でピアノでなくエレクトーンを習うことになったという再度の出会いがありました。

それで一度だけ、エレクトーンの発表会を見に行きました。またろうが弾いたのは「ぶんぶんぶん」だったと思います。ほかの子が「メリーさんの羊」とか弾いてたけどそのへんってピアノの発表会でもエレクトーンでもほとんど違いません。危なっかしく弾いてるけど、ちゃんと最後まで弾けたらすごーい!! かわいい!! で、おぉがんばった!! って感じ。

それはいいのですが、だんだん年齢が上がって「うまいお姉さん」が出てくるあたりになると、だんだん聞き疲れて頭痛がしてきて、音がぎっしりみっしりしていてテンポも速い曲でそれをじゃかじゃかめまぐるしく弾いて、極めつけは司会のお姉さんが「素晴らしいですね!! CDを聞いてるみたいでしたねー」というんです(^^;;

「CDを聞いてるみたい」は最高の誉め言葉で、「正解」そのとおり弾くのがゴールなんですよ。その人なりの表現したいものとか、なにそれおいしいの。

エレクトーンという楽器の世界がそのような薄っぺらなものに留まっているといったらたぶん言い過ぎで、それ以上のことをしている人は実際いるんだと思うし、でもその場合はアレンジとか作曲とかそういう方面に究めていくんでしょうか。うちの子供たちにピアノを教えてくれたT先生も、エレクトーン経験があったからこそ、コードを教えてくれたり、アニソンの編曲やら(簡単な)作曲指導までしてくれたんだと思います。

ふつうの人は、そこまでできない、となると、だんだんうまくなってきたところで、何を目指していけばいいのかわからなくなっちゃうんじゃないかな。



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2 コメント

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うちは単純に「子供が楽しめればいい」と思ってました (ぎどん)
2024-02-04 10:03:51
うちの子供たちは両方ともエレクトーン習ってましたが、
理由は単に
「家にピアノはなかったけどキーボードはあった」
でした。

うちは、ピアノにしろエレクトーンにしろ
「極める」とか「上達する」とか考えていなくて、
単純に楽譜がちょこっとだけ分かって、
あと子供が楽しけりゃいいな、と。
例えば、上の子は先生に「弾きたい曲ある?」と聞かれて「笑点のテーマ」と答えてましたが、
あれをピアノで弾くってのはやっぱちょっと困難が…。
そういう「あれを自分で鳴らしてみたい」を
子供らが楽しめるといいなーと思ってました。

今だと、エレクトーンやキーボードではなくても、
PCで多彩な音を組み合わせたりできるでしょうし、
ある程度できたら他の方向に移っていく傾向が強まっているかもしれませんね。
返信する
> ぎどんさんへ (アンダンテ)
2024-02-05 22:18:03
子供が「鳴らしてみたい」を実現するとしたらエレクトーンはけっこう守備範囲広いですね。
でも既存の楽譜のとおりに音を鳴らすだけの講師に当たったらなかなか難しいのかも。まぁ先生次第なのって何習うにしても同じだけど。

> ある程度できたら他の方向に移っていく傾向が強まっているかもしれませんね。
そうですね。エレクトーン以外の楽器、あるいは楽器でなくても。それと、楽器を習うにしてもヤマハでなくてもいいとか、選択肢が広がっている。
返信する

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