アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

またろうの作り方: ひとりで留守番できるかな

2009年09月26日 | 高専生活
またろうの学童は、親が会社に出かける時間より後に始まり、会社から帰ってくる時間より前に終わってしまう。

つまり、ふつうに考えれば、またろうに鍵を持たせて、朝は必ず鍵を閉めて出てね、帰ったら鍵を開けて入って - 鍵を開け忘れて入るヤツはいないからいいとして - 必ず鍵を閉めてねということになる。

一年生になったばかりのまたろうに、そんなことが任せられるだろうか、いや決して。

特に朝、鍵を閉めるというのはハードルが高すぎる。それにまたろうが閉め損ねると家全体が危険にさらされるわけで。そこで、朝の鍵閉めについてはひとまず置き、親といっしょにまたろうも出るようにしてまたろうは近所の友だちの家で待たせてもらうことにした。

始めは、夕方もそのおうちで待たせてもらっていたのだが、数日たって初めて「おうちで留守番」にチャレンジしている。

---- 学童の連絡帳より(4/5):
きのうは初めて誰もいない家にカギをあけて入って待っていました。留守番させるとなるといいたいことが山のようにあるのをぐぐっとおさえて「家に入ったらカギを閉めるんだよ」とだけいっておきました。
言ってあった時刻ギリギリくらいに家に着くと、またろうは薄暗い中でコタツにもぐって絵を描いていました。「ママーまってたんだよ」…「留守番できてえらいね。カギもちゃんとしまってたね」といってギューッと抱きしめてあげました(^-^)
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初日はまたろうも緊張していたので逆にうまくやれたということかも。ただし、このころは本人なりにいろんなプレッシャーがあったのか、ちょっとしたきっかけですぐ泣く、「箸が転げても悲しい」感じで不安定ではあった。

---- 学童の連絡帳より(4/12):
鍵を開けて留守番するときは、引き出しをあけると「おてがみ」と「おやつ」が入っているということにしたので、それを楽しみに帰ってくるようです。昨日、私が帰るとまたろうが「ママー、おてがみあるよ。はやくあけて」というので引き出しをあけると「いつもおてがみとおやつくれてありがと。おかしおどーぞ」と書いた紙とラムネが入っていました。
---- 学童の連絡帳より(4/17):
金曜日保護者会のあと学童によって「今日は(6時でなくても)好きな時間に帰れるよ」と言いにいったけど「もっと遊びたい」「6時がいい!!」とあっさりふられました。土曜日、「今日は学校が終わったらおうちに帰るんだよ」と念をおすと「ええっ、がくどうは??」「今日はパパもママもいるからいいの」「だって学童でKくんと遊びたいもん~」Kくんだって今日はいないよ…
新しい場所、新しい遊びに今は夢中ですね。
そういえば金曜日、先生に、「またろうくん最近泣かなくなりましたね」といわれました。四月頭はなんでもないことでぽろぽろ泣いていましたがここんとこは見ません。まだ半月だけど意外と早く慣れていくものですね。先生方のあたたかいサポートにはしみじみ感謝!! です。
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というわけでほぼ軌道に乗ったかにみえたが…

---- 学童の連絡帳より(4/18)-父の書き込み:
昨日の夜、寝る時間になり、またろうは子ども部屋に、こじろうは親の寝室に…と思いきや、またろうが親の寝室に来てゴロゴロ。「またろう、おやすみだよ。お部屋に行こう」というと「いつもまたろうが一番にパパとママとお別れなの…」としょぼくれています。自分だけ、卒園・入学・学童と生活が変化して、親から自立しはじめる自分にとまどっているみたいです。丸く寝転んでいるまたろうを体じゅうぎゅーーーっと丸ごと抱きしめて「よーし充電だ」としばらく抱えてやると、ちょびっと元気になりました。
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まだ、山あり谷あり。長い長い、お留守番マスターへの旅は続くのだった。



学童連絡帳の表紙。鏡文字が多すぎて判読が困難だが、「でじもんあどべんちゃー」と書きたいらしい。
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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
> 無謀さんへ (アンダンテ)
2009-09-30 10:59:03
番号読み上げって(^^;; ナンバーロック、それはそれで心配多いですね。鍵を落とさないのはいいけど。

いやほんと、あの連絡帳を書いた日々が今のブログ癖につながっているのだなと(笑)
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記録があるって素晴らしい (無謀)
2009-09-29 23:15:23
幼い頃のこと、いろいろ書きとめておけばよかったなってこういうのを読むと余計にそう思います。
日記は3日坊主だし、強制的に書かせられないと私にはとてもとても無理です。

我が家の鍵は番号を押すだけなので、鍵を持たせた経験はナシ。でも、番号を声を出して確認しながら押すのだけはやめてちょーだい、おばあちゃん!祖母に幼稚園のお迎えに行ってもらった時の出来事です。子どもから聞いて真っ青になり即、祖母用の番号を変えました。

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> ゆかりしょう5ままさんへ (アンダンテ)
2009-09-27 10:20:13
中一はじゅうぶん、かわいいですよね(^^)
ここからかわいくなくなるのがふつうだが…またろうはちょっとだいぶ遅れをとったけど…
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もう中学生 (ゆかりしょう5まま)
2009-09-27 08:04:52
うちには、いまだに超不安定で、(たま~に)充電が必要になるヤツがいます…
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> あんずさんへ (アンダンテ)
2009-09-26 18:55:35
またろうも今じゃ年季が入ってますから、鍵関係の失敗もほとんどしなくなりました。はなひめはまだときどきやってます。彼女は迷わずお友だちのうちにいっちゃいますけどね。

鍵なくし事件が何度もあったときは、ナンバーロックに変えようかと思ったのですが、ナンバーロックだけというのも怖いなと思って。それこそ得意になってお友だちに番号教えちゃうとか…またろうならやりかねない…
今は普通の鍵とナンバーロックとダブルでかけてます。
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> メゾフォルテさんへ (アンダンテ)
2009-09-26 18:51:50
留守番、ひとり、寂しいという体験はそれはそれで貴重だったと思います。得たものも多いと…ただ、またろうの場合は発達段階的にあまりにアホすぎるときに自立を一部求められて、ちょっと早すぎた感じがします。

保育園の留年とか、学童の留年とか、欲しかった。だって必須単位落としてるのに(-_-;;
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> ももさんへ (アンダンテ)
2009-09-26 18:49:51
鍵はやっぱり、ちょいと年齢上の子でも、練習してない場合は怖いですよね。子どもどころか、ふだん練習してない「お父さん」の失敗例とかも聞きますから(^^;;

> 今は高校生なんて、早いって感じでしょうか?
ん~早いです。
今じゃまたろうが役に立ったりしますからね。思えばはるか遠くに来たもんです。

入院ですか、たいへんでしたね。どうぞお大事に。
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・・・ (あんず)
2009-09-26 16:59:45
アンダンテさん。こんにちは。

うちは、高校2年生と中学3年生の息子ですが、息子のどちらかが鍵を忘れて、マンションの階段で座って待っているとかはしょちゅうです。

「ずいぶん待ってたの?」と聞くと、
「いやちょっとだけ」なんて答えているけれど、かなり長い時間待ったに違いありません。

保育園のころ、万が一のために、登園用リュックに家の鍵を忍ばせておいたのですが、いつのまになくなっていて、しばらく、すごく気持ち悪い日々をすごしました。忘れたころに、落し物コーナーで見つかりました。きっと自慢げに鍵を見せびらかしていたのかも。

今は、帰ってきたら、生協の品物を冷蔵庫に入れるとか、朝ごはんの茶碗を洗う、お風呂を汲む、など次第に息子たちのタスクも増えています。

今日は私立高専の見学に行ってきました。300万ボルトの放電実験とか、リニアモーターカーなどがおもしろかったです。




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学童と留守番の効能 (メゾフォルテ)
2009-09-26 11:40:45
またろう君の性格には天性の可愛さがありますよね。またそれを表現するアンダンテさんの上手いこと。

当方、見かけはお子様でも、面倒くさい日もある反抗期の子を抱えた毎日。学童に通わせていたのは遠い過去と思っていたのですが…これ読ませて頂いて、不覚にも少々ウルウル。
親としてはやはり欠点が目に付いてしまうことも多いのですが、あの子なりに色々超えてきたんだろうな、と。

子どもの学童や留守番をご批判される方も多いと思いますが、そこで揉まれた強さ、孤独との折り合い、知った多様な遊びはある意味貴重なものだったと思います。
儲けものだったのは、その時共に過ごした何冊もの図鑑の膨大な知識とその実践(親は知らずにヤモリと数日暮らしていた(汗))…危うい成績をいつも蔭で支えてくれたのは、この生き物オタク知識、留守番も捨てたものではありませんでした。


あ、反抗期の息子ですが、お会いする時は大丈夫ですぅ。何処で覚えてきた社交術か外面(そとづら)は概して良い子なので(^^;

>そんなことがまかせられるだろうか、いや決して。
今日はこの話法にクスリとしました、文法の例題みたいで。
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かわいすぎ!! (もも)
2009-09-26 09:41:05
またろう君もうめちゃめちゃかわいいですね~
今は高校生なんて、早いって感じでしょうか?
先週娘が入院してしまい、私も付き添っていたのですが、うちの6年生は初日は家の前でかぎを落とし、翌日は塾にかぎを忘れ、3日間戸締りのされてない状態でした。
先日は3年生の娘の弟と間違えられて、へこんでいました。
一年生でお留守番なんて、またろう君すごいです。
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