先日の記事「これが我が家の「掃除の道」」で挙げた「部屋を活かせば人生が変わる」という本を読み終わったんですがね…
←飾り(演出)の本棚があってもいいけどね
…うーん…
なんというか。すっきりしない読後感。
小説じゃなくて実用本なんだから、役に立つか立たないかであって、読後感もへったくれもないんだけどね。
何が違和感あるかというと、「そりゃー人それぞれだろう」というところでも、スパーッと言い切られちゃうところ? 「押し付けがましい」というのともちょっと違う、確信を持って言い切られているだけで別にワタシにそうやれと押し付けているという雰囲気でもないんだけど。
たとえば、「本棚は来客者向けエンターテイメント空間」という項とか。
曰く、本棚は収納スペースではなく、自己演出のためのスペースです、と。
パークハイアット東京のフロントに向かう廊下の両サイドには、まるで図書館のように大量の本が並べられているんだけど、それはもちろんそんなところを通る人がその本を読むってことはなくて、見てもらうための演出。「うちのお客様は、こういった本を好む知的でエグゼクティブな階級にあるんです」…というような。
収納でない、ということの意味は、だいたいの本は捨てちゃってほんとに必要なら入手しなおせばいいし、あるいは最初から電子書籍で買う、あるいは「自炊(スキャン)」するとか。要するに、「読む」という実用の観点では、かさばる本というものを所有しているのは空間の無駄なのであって、本は見せるためのもの。
だから、もちろん扉とかはなくて、ずらっと背表紙が見える棚。寝室とかではなくて、お客様を通す部屋に。
私の場合はもちろん、本はそれぞれが必要なときにさっと出てくるように「収納」しておくのが大事で、だから背表紙がずらっと見える棚はいいよね。ただし、別に見た目がキレイじゃないから寝室に。壁一面に作り付けの浅い棚があって、半分ずつ私の棚、よしぞうの棚となっております。
ま、私がどうしているかということはこの際、置いておくとして、本棚が収納な人もいるし、本を持たない人もいるし、自己演出なら本棚以外でするよって人もいるでしょう。
だけど、この本では、部屋の基本ユニットは、ベッド、テーブル、椅子、本棚。これ以外の家具はすべて『おまけ』、と言い切るんですよね。なので、その余裕がなければ(=置くことによって掃除の道が断たれてしまうようであれば)、それらの家具(テレビでも、食器棚でも)を置くことは諦めてください、ということになるわけ。
こういう「そこまでのことはいえないだろう」ってことをビシバシ言い切っていくのが、売れる本の条件なのかなぁ(^^;; 買っちゃってから見たけど、この本を書いてる「部屋を考える会」の代表者は「もしドラ」の著者だって。おそらく、売れるための条件を知り尽くしているんです。
というわけで、非常にいいこと言ってるし、参考になるノウハウもたくさんあったけど、「私、このひと(=本)キライ」という結論に(笑) 所有せず、古本屋行の箱へ。あ、この箱を出しちゃう前にお会いする方で希望者がいれば差し上げます。つまらなくはないです。
(追記: 貰い手がつきました)
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)
←飾り(演出)の本棚があってもいいけどね
…うーん…
なんというか。すっきりしない読後感。
小説じゃなくて実用本なんだから、役に立つか立たないかであって、読後感もへったくれもないんだけどね。
何が違和感あるかというと、「そりゃー人それぞれだろう」というところでも、スパーッと言い切られちゃうところ? 「押し付けがましい」というのともちょっと違う、確信を持って言い切られているだけで別にワタシにそうやれと押し付けているという雰囲気でもないんだけど。
たとえば、「本棚は来客者向けエンターテイメント空間」という項とか。
曰く、本棚は収納スペースではなく、自己演出のためのスペースです、と。
パークハイアット東京のフロントに向かう廊下の両サイドには、まるで図書館のように大量の本が並べられているんだけど、それはもちろんそんなところを通る人がその本を読むってことはなくて、見てもらうための演出。「うちのお客様は、こういった本を好む知的でエグゼクティブな階級にあるんです」…というような。
収納でない、ということの意味は、だいたいの本は捨てちゃってほんとに必要なら入手しなおせばいいし、あるいは最初から電子書籍で買う、あるいは「自炊(スキャン)」するとか。要するに、「読む」という実用の観点では、かさばる本というものを所有しているのは空間の無駄なのであって、本は見せるためのもの。
だから、もちろん扉とかはなくて、ずらっと背表紙が見える棚。寝室とかではなくて、お客様を通す部屋に。
私の場合はもちろん、本はそれぞれが必要なときにさっと出てくるように「収納」しておくのが大事で、だから背表紙がずらっと見える棚はいいよね。ただし、別に見た目がキレイじゃないから寝室に。壁一面に作り付けの浅い棚があって、半分ずつ私の棚、よしぞうの棚となっております。
ま、私がどうしているかということはこの際、置いておくとして、本棚が収納な人もいるし、本を持たない人もいるし、自己演出なら本棚以外でするよって人もいるでしょう。
だけど、この本では、部屋の基本ユニットは、ベッド、テーブル、椅子、本棚。これ以外の家具はすべて『おまけ』、と言い切るんですよね。なので、その余裕がなければ(=置くことによって掃除の道が断たれてしまうようであれば)、それらの家具(テレビでも、食器棚でも)を置くことは諦めてください、ということになるわけ。
こういう「そこまでのことはいえないだろう」ってことをビシバシ言い切っていくのが、売れる本の条件なのかなぁ(^^;; 買っちゃってから見たけど、この本を書いてる「部屋を考える会」の代表者は「もしドラ」の著者だって。おそらく、売れるための条件を知り尽くしているんです。
というわけで、非常にいいこと言ってるし、参考になるノウハウもたくさんあったけど、「私、このひと(=本)キライ」という結論に(笑) 所有せず、古本屋行の箱へ。あ、この箱を出しちゃう前にお会いする方で希望者がいれば差し上げます。つまらなくはないです。
(追記: 貰い手がつきました)
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「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)