アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

チェンバロ二台でクープラン

2024年02月15日 | ピアノ
今日行ったコンサートは…

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チェンバロが二台並んでいたのですが、これってかなりレアな状況ですよね? 私が知らないだけじゃなくて。



クープランといえば、私も今弾いていますがチェンバロ曲をたくさん作っている人です。しかし今日のコンサートはいわゆるチェンバロ曲ではなくて
 トリオソナタ(旋律楽器二人+通奏低音)
をチェンバロ二台で弾くという企画でした。

トリオというと「三人」のように聞こえますが、通奏低音は複数で担当することも多く、イメージとしては四人で弾く曲だそうです。クープランさんがいうには「本来なら4人の奏者が必要なトリオソナタを2人だけで演奏できることは便利で良い」とか…そしてクープランさんのトリオソナタ「リュリ讃」の序文には「2台のチェンバロで演奏することでとても素晴らしい効果を生み出す」と書かれているとか。

クープランさんがそこまでいうなら、とチェンバロ二台で弾いてみたとのことで、今日のコンサートは上尾直毅(←リンクはウィキペディア)さんが中心となり、(上尾氏に師事したことのある)若いチェンバリスト四名が交代でお相手を務めつつ二台チェンバロを演奏していました。そのひとりがゆかりちゃんです。

今日の会場は天井が高く、チェンバロの特徴あるアタックと残響がきれいに広がります。チェンバロというと音量が小さいイメージかと思いますが、それはあくまでも現代ピアノと比べてということでいえばそう…今日はほかの楽器がないので、こんなにも豊かに響くのかという感じです。

今日演奏された曲のひとつ(ゆかりちゃんが弾いていたもの)をトリオソナタとして聞くとこんな感じです:
クープラン作曲:トリオ・ソナタ「パルナッス山、またはコレッリ賛」

コレッリってピアノ弾きには馴染うすい作曲家ですが、バイオリン弾く人ならもちろん知ってる、重要な作曲家です。クープランはフランスの人ですが、イタリア趣味に傾倒していたそうで、その代表的作曲家といえばコレッリ。ということでクープランはコレッリがパルナッソス山でミューズたちと会って楽しい時間を過ごす的なトリオソナタを作ったわけです。7曲に分かれていて合間にはアナウンスが入っていますね(上にリンクしたYouTube)。

今日のコンサートでも同様に「朗読」が入っていました(日本語で)。

クープランのほかに、ルベルという作曲家のオーケストラ作品も今日はチェンバロ二台(八手)で演奏されていたのですが、これがすごいおもしろい曲で、混沌から「四元素」が生まれるとかなんとか。冒頭の「混沌」では、今でいう「クラスター」みたいなものすごい不協和音が使われていて、ものすごいインパクト、ずいぶんとんがった曲です。ゆかりちゃんはこの曲ではチェンバロ弾いてなかったのですが、鳥の鳴き声で参加していました。なんかレバー回すとキュコキュコいうやつ…昔あれ持ってたことある…

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グルリット8曲、揃いました!

2024年02月13日 | ピアノ
今日、第8曲を録音したので、揃いました!

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グルリット/2台のピアノのための8つの小品(再生リスト)
(使用楽譜: グルリット 2台のピアノのための8つの小品 (Zen-on piano library))

上記再生リストは第1~8曲まで全部

以下はバラで。括弧内は片方だけ弾いたもの
第1曲 (1st)
第2曲 (2nd)
第3曲 (1st)
第4曲 (*)
第5曲 (1st)
第6曲 (1st)
第7曲 (2nd)
第8曲 (1st)

(*)…片方だけの録音は残っていません

第4曲のみ、くさぴあさんとのリモート連弾(録音合わせ)で、それ以外は一人二役連弾(動画合わせ)です。
動画で合わせるほうが多少合わせやすいメリットはあるけど、動画編集に使っているiMovieではタイミング合わせが微妙に調節できないので、ちょっと不満が残ります。後半だいぶ慣れてきたけども

合わせが楽しい曲が多いし、取り組みやすさは(二台曲の中では)ピカイチでしょう。

今回、両側から弾いたのでたいへんだったけど両方から弾いてわかることもあるしとても充実感…なにより
「どの曲でもお相手します! 合わせましょう♪」
…これが言いたかったの(^^;;



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変なルバートかけるな! と

2024年02月11日 | ピアノ
さて、グルリットも第7曲まできましたよ。残り1曲(第8曲だけ長いけど)

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グルリット/2台のピアノのための8つの小品 第7曲

第7曲はこれまでと違って2ndが「伴奏」(分散和音)って感じで、1stと2ndがすごく違うのが特徴。
ふつう、伴奏とメロディーだったら伴奏を先に録音するのがセオリーだと思うんですけど…

ピアノ伴奏+鍵ハモの「瞳を閉じて」(一人二役)なんかはそうやって作っています。
典型的な、前奏あり間奏ありみたいな曲の場合は特にそうです。前奏によって出だしの合わせがスムーズにいくわけだし、間奏のところとかは鍵ハモ先にやってたらいつ出たらいいかわかりませんね。

しかしこの曲の場合は前奏がない…というかメロディーが先に出る(アウフタクト)。
それと、「瞳を閉じて」みたいに曲を知ってる場合はいいんですけど、この曲の場合まったく知らない(音源を聞いてない)ので、分散和音だけわけわからず弾く練習はモチベがわかないんですよ。

それで、1stを先に録音してみたのですが、
それに合わせて2nd弾こうとしたら…弾けない!!

なんやねんこの変なルバートは~誰や、こんなん弾いたやつ(←自分です)

1stだけを録音して聞いたときにはそんなに違和感なかったんですが、分散和音(つまり細かい刻み)がくると変。

最初は、録音しなおすのも面倒だし、タイミングを覚えてそれに合わせて弾けばいいやと思ったんですが不自然でない合わせ方ができず、何回かトライして断念。

まぁあれこれやってる間に、1stを聞きながら2ndの練習ができて、曲の流れがわかったのでよしとするか…

気を取り直して、単独で2ndの録音をして、それを聞きながら再度1stの録音。

こんどはなんとかなりました。


というわけで、一人二役録音の場合、自分が変なことすると、その尻拭いするのは自分なので…これもひとつの「基礎練」というものかもしれません。



----- 今日の録音:
ショパン/華麗なる円舞曲Op.34-1(練習)

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ベルガマスク組曲を夏までに

2024年02月10日 | ピアノ
今年のメイン曲を「ベルガマスク組曲」にしようというのはなんとなく考えていて、当初のイメージでは「11月(?)」くらいに自分でイベントを何か主催しようと思っていたのですが、

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その前の、「7月」にはいったん人前で弾くという目標を立てました。そこから、「11月(仮)」には「合同リサイタル」的なイメージで、小品を付け足して「プログラム」を作ろうということで。

なので、机上の空論的計画でもいいのでとりあえず線引きしてみようと:

2月: プレリュード(譜読み) ←イマココ
3月: メヌエット(譜読み)
4月: パスピエ(譜読み)
5月: 以上3曲、練習
6月: 月の光(解凍)、4曲とも練習

「パスピエ」がいちばんやっかいな感じがする(左手の幅広い音形)ので、弾いたことのある「月の光」は後回しで、パスピエの目途を立てるべきだろうと。

「4月: パスピエ(譜読み)」と、とりあえず書いたけれども、メヌエットがそこそこ順調にいけばパスピエの開始をちょっと前倒しにする気持ちで。

そもそも、仕事状況でいうと夏が一年のうちでいちばん忙しい、というか忙しいだけじゃなくて猛烈な暑さでバテるというのがわかってるわけだから、あんまり夏を当てにしないでそれまでにあらかた仕上げておくというのは正しい態度かもしれない。

ただし課題としては、そこからほったらかしにしないということなのですが…まぁ新たな曲に手をつけてもいいけど小粒のものにとどめることにして、練習会など人前で弾くののメインはベルガマスク(からの抜粋)固定にすれば大丈夫かな?

「月の光」を弾いたのはいつだっただろう、と自分のYouTubeを検索かけてみると、2020年の「音楽の勇者」イベントのとき弾いているので、そんなに昔ではない。試しに一回弾いてみたところ、意外と「残っている」感じなので解凍はそんなにたいへんでない…と予想して、ほかの曲をまずどうにかする方針でよかろう。

とはいえ、当時の録音を聞いてみるとなんだかあんまり気に入らない…当時としてはわりと「いい感じ」と思ったような気がするんだけどね?? 今回改善できるとイイネ

---- 今日の録音:
グルリット/2台のピアノのための8つの小品 第6曲(一人二役)

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ショパンのワルツで基礎練!?

2024年02月09日 | ピアノ
2月後半の発表会で弾こうとしている「ショパン/華麗なる円舞曲Op.34-1」は、元々苦手分野なのがわかっていて選んだ「イメチェン曲」であるからしかたないんだけど、

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←曲に飽きているというわけではないからまだやりようはあるはず

なかなか整ってこないからもう「ここまで」にして、まぁこんなこともあった、で流そうと思っていました。

でもいちおうおゆき先生レッスンに持っていったところ、
「こんなふうに弾いてみたら(手の動きとか)」
「こんなふうに練習してみたら(分解練習とか、ゆっくりとか、左手とか)」
あれこれ教えてもらって、というか教えてもらうだけでなくその場で何度か試してみると、それだけのことで(時間はたいしてかかっていない)なんだかけっこうちゃんと改善するんですよいろいろと…

それで、やっぱりまだやれることはあるのねぇ、って感じで

もうちょっと頑張ってみましょう、という気になりました。

考えてみれば、「こんなふうに練習してみたら」のあれこれはほぼいわゆる「基礎練習」といってもよいものであって、
ただショパンのワルツという素敵な曲のパーツでもあるのだけど

取り出して(シンプルにして)じっくり練習してみるならば、その曲がいい感じに変わっていくだけではなくて、
そういった技術が含まれている曲には同様に活きるわけで、それはつまり基礎練。

たとえばハノンやツェルニーで基礎練をすることもできるけれど、
ハノンやツェルニーでやれる基礎練でショパンワルツに必要な全てが揃うとも限らず(傾向が違いすぎるからね)、
あと、練習がどれだけ効果的かというのは、練習する本人がどれだけ楽しめるかにかかっているわけだから、そういった意味ではもはやショパンワルツのほうが有利ではないかと。(ハノンやツェルニーでも楽しめるという人もいるだろうけど)

ただし、やり方にもよるし、やる人にもよって、ある曲がどれくらい「基礎練」になるかというのは異なってくる。(そのバラツキの大きさは「ハノン」や「ツェルニー」のほうが少ないのかもしれないが…そこはよくわからない)


私が前にやってた、ブルグミュラー25番を全曲録音アップしようという企画は、「基礎練」としてもとても効果的なものだったし、別に「基礎練」のためにやっているわけではなく単にやりたいからやってたというのがまた良い。

ところで、今回のレッスンでは、まだあまり練習していないベルガマスク組曲「プレリュード」も見てもらったんだけど、ショパンワルツに比べると断然好印象(最初から褒められるところが多い)だった。ということで向き不向きというのはもちろん大きい。

----- 今日の録音:
ドビュッシー/ベルガマスク組曲「プレリュード」(練習)


ドビュッシーさんは幸せ~な感じの曲をたくさん作曲してますね

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