カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

『他人の視線』と【ふたり(二人)】より・貴女と共に居られなかった理由

2015-11-26 22:35:44 | 物書きさん、お題です
 悪魔に恋人を雌鶏に変えられた男が苦しんだ挙げ句、自分も雄鶏に変えて貰って恋人と仲良く暮らしたという昔話を何処かで聞いた。ひょっとしたら、僕も思い切って雄鳥になる覚悟があれば今でも彼女と一緒に居られたのかも知れないと、その時に思った。

 けれども僕は雄鳥の背では背負いきれないだけの物を既に背負っていた。だからその話は、僕にとって、ただのお伽話。
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