カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

八冊目・『汚れし白昼堂々の最後』

2018-03-21 20:48:43 | サスペンスはお好きですか?
たかあきは『汚れし白昼堂々の最後』事件を解説してください。

 彼が産まれた環境は殊更に幸福とは言いがたいが、殊更に不幸でもなかった。ただし、彼は自分の努力は全て報われず、己の不幸は全て他人の責任だと思い込みながら成長した。やがて彼は愛する母の為に「でかいこと」をやろうと襲った銀行に籠城し、暴虐の限りを尽くした挙げ句に警官に射殺された。彼が本当は一体何を望んでいたのか、もう誰にも判らない。
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