先週出かけた美大の学園祭が楽しかったので、今週は音大の学園祭に行くことに。
なんだか趣きが随分違います。私の音大のイメージは、テレビの「のだめカンタービレ」です。
場所は小田急線の新百合ケ丘駅から徒歩5分。昭和音楽大学だ。
その前に、風邪っぴきの私は完全武装。他人に風邪菌を移すのはマズいが、それが音大の学生さんだと最悪です。
だって「芸術の秋」って言葉がある位だから、秋はコンサートやコンテストが目白押しでしょ?そ、そうなんじゃないかな~?と、ベンザブロックを朝昼と4個飲み、のど飴、マスクの重装備で出かけました。
マスクはアレだ。他人から見て、「こいつ風邪かよ」と一目で分かるいいアイテムなのね。
風邪っぴき本人は、鼻が詰まって咽が痛い時に呼吸を更に困難にする嫌なアイテムなのですが、他人から見て一目でそれと判断出来ると言う事は、風邪を引きたくなかったら、私に近づくなと警告はちゃんとしたことになる。
よ~~し!私はちゃんと主張したからな。もらい風邪をしたくない諸君、私に近づくなよ!
いざ、校内へ。
なんだか静か…。笛の音一つ聞こえない。本当にここ音大なの?つーか、学園祭開催中????
正面玄関にはミュージックアートなアーチはあるんだけどね。人影一つ見えないよ。マ、マジでここ?もしかして日にち間違えた?
合ってました。
昭和音楽大学は、坂道の多い新百合ケ丘周辺特有の地形の関係で、正面玄関周辺に校舎はないんです。そこにあるのは大きなホールだけ。後にここでシンフォニーを聞きに入って知りましたが、ホールは市民ホールより大きいんじゃないかって位立派です。2階3階席まであった。
で、まずはホール入り口で学園祭のパンフレットをゲット。早速開いてみたものの…。
ホール入り口にはモニターとモニター席が設置されていました。パラパラと通路に家族連れや彼氏連れでいるのは何故?
あっ!そうだ!
普通演奏会というのは、演奏中は入退場お断りじゃないかっ!!!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyoko_thunder.gif)
すっかりボケてました。
音大の学園祭というものは、日頃の鍛錬の成果の発表の場所です。でもそれはのべつまくなし演奏を校内のあちこちで披露すると言うものではないのです。練習ならともかく、完成した自分の音楽を届ける為には、せめて雑音のない場所でなくてはならないんです。なので、音大生は防音効果バッチリの場所で今まさにプレイ中。
こりゃイカン。ボケボケしてたらまともに音楽が聞けない。
慌ててパンフレットを開き、まずはタイムテーブルと睨めっこ。
私が音大に到着したのは午後1時45分頃。目の前のホールではまさにプレイが佳境のようで、モニターからボレロが聞こえて来た。ホール受付担当の音大生聞けば次の開演時間は14:15だという。まだ30分もある。
そこでようやく校内へ移動です。
1Fエントランスで14:10からトロンボーンアンサンブルの告知が。客が三々五々に集まって、用意された簡易椅子は既に9割がた埋まってました。さっそく席を確保。以後訪れた客は立ち見になります。待つ事約10分。トロンボーンを抱えた皆さんの登場です。
トロンボーンの為に作曲された曲って少ないのね。学生が自ら編曲しつつ披露してゆきます。編成は時に4人。のだめカンタービレでやった楽器を上に下に振り回しつつ踊った。8人編成や最大15人編成。トロンボーンだけのアンサンブルでも音の厚みがちゃんとあって、それも数メートル先から聞こえてくるのは楽しいです。15時半終了。次へ移動。
小ホールのフルートアンサンブルを目指します。今度の会場は校舎の5階にありました。が、到着したらまだ開場時刻前で、客はホール前で所在なく待つしかない。昭和音楽大学は丘の上にあるのか、眺めが抜群にいい。街路樹が色づき始めた所で、木や家屋に太陽の光があたって絵のようです。
調度開場時刻となりました。入り口で配るプログラムを受け取りホールの中へ。
演目は、2年小アンサンブル「オペラ<魔笛>より序曲/モーツァルト」大編成「フィエスタ/ケシック」と「弦楽セレナーデホ短調より第1、4、3楽章/ドヴォルザーク」
随分前の方で聞いてたからかな?息継ぎの音まで聞こえました。見た事のないフルートのバス担当のでっかい珍楽器もあり。あれ、単独の音も聞きたかったな。どんな音がするんだろう?
アンコール曲を含め演奏が終わったのは、15時半。再びエントランスに戻るとNHKのテーマ曲が聞こえてきました。
今度は空いている椅子を捜すのは無理なので端っこで聞いていると、「すみませ~ん、楽器が通ります」と、鍵盤楽器を移動させてました。さすが音大です。移動するのは楽器なのね。農大だと豚や鶏だ。
フィナーレは「風に吹かれて」客にカスタネットやマラカスやよさこい鳴門踊りでよく使う鳴子を配り、お客さんも参加してみんなで演奏です。
終わと午後4時を回った所。この辺で引き上げるかどうか思案のし所だと考えてたら、何やら客が一方向を目指し移動を開始しはじめた。
何何何?何かあるの?
着いたのは大ホール。タイムテーブルには書かれてなかったのですが、4時半から昭和ウインドシンフォニーの演奏会があるんだそうです。
シンフォニーって言う位だから、大編成だよね。せっかくだから聞いてくか。
待ち時間はちょっと長いけど、ここは仕方がありません。
フログラムによると1、輝く日への前奏曲 2。バレエ音楽「火の鳥」1919年版より魔王カスチェイの凶悪な踊り~子守唄~終局 3「コーラスライン」~『ウエストサイドストーリー」With Musical! (休憩) 4。「星条旗よ永遠なれ」 5。「翼をください」
With Musicalって何???
開演になって知りました。昭和音楽大学にはミュージカルコースなるものがあるのです。音楽芸術運営学科の中に。舞台ではシンフォニーをバックに28名が踊ります。
す、すごい。それにプレイする人数も多い。コントラバスだけで3台もある。全部で100人くらいこれいない?いるよね?
それだけいると音にも厚みが出ていい感じ。こりゃ、模擬店の数が少ないのも当り前だわ。模擬店は全部で15個しかない。みんな演奏もしないといけないので、店を出してる場合じゃないわけね。
音楽シャワーを浴びて、機嫌良く帰宅しました。
いや~~~、毛色の変わった大学の学園祭は面白いです。
昭和音楽大学の学園祭は本日11月2日にも開催されます。お近くの人はぜひ。こんだけ聞いて無料なんですよ。
なんだか趣きが随分違います。私の音大のイメージは、テレビの「のだめカンタービレ」です。
場所は小田急線の新百合ケ丘駅から徒歩5分。昭和音楽大学だ。
その前に、風邪っぴきの私は完全武装。他人に風邪菌を移すのはマズいが、それが音大の学生さんだと最悪です。
だって「芸術の秋」って言葉がある位だから、秋はコンサートやコンテストが目白押しでしょ?そ、そうなんじゃないかな~?と、ベンザブロックを朝昼と4個飲み、のど飴、マスクの重装備で出かけました。
マスクはアレだ。他人から見て、「こいつ風邪かよ」と一目で分かるいいアイテムなのね。
風邪っぴき本人は、鼻が詰まって咽が痛い時に呼吸を更に困難にする嫌なアイテムなのですが、他人から見て一目でそれと判断出来ると言う事は、風邪を引きたくなかったら、私に近づくなと警告はちゃんとしたことになる。
よ~~し!私はちゃんと主張したからな。もらい風邪をしたくない諸君、私に近づくなよ!
いざ、校内へ。
なんだか静か…。笛の音一つ聞こえない。本当にここ音大なの?つーか、学園祭開催中????
正面玄関にはミュージックアートなアーチはあるんだけどね。人影一つ見えないよ。マ、マジでここ?もしかして日にち間違えた?
合ってました。
昭和音楽大学は、坂道の多い新百合ケ丘周辺特有の地形の関係で、正面玄関周辺に校舎はないんです。そこにあるのは大きなホールだけ。後にここでシンフォニーを聞きに入って知りましたが、ホールは市民ホールより大きいんじゃないかって位立派です。2階3階席まであった。
で、まずはホール入り口で学園祭のパンフレットをゲット。早速開いてみたものの…。
ホール入り口にはモニターとモニター席が設置されていました。パラパラと通路に家族連れや彼氏連れでいるのは何故?
あっ!そうだ!
普通演奏会というのは、演奏中は入退場お断りじゃないかっ!!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyoko_thunder.gif)
すっかりボケてました。
音大の学園祭というものは、日頃の鍛錬の成果の発表の場所です。でもそれはのべつまくなし演奏を校内のあちこちで披露すると言うものではないのです。練習ならともかく、完成した自分の音楽を届ける為には、せめて雑音のない場所でなくてはならないんです。なので、音大生は防音効果バッチリの場所で今まさにプレイ中。
こりゃイカン。ボケボケしてたらまともに音楽が聞けない。
慌ててパンフレットを開き、まずはタイムテーブルと睨めっこ。
私が音大に到着したのは午後1時45分頃。目の前のホールではまさにプレイが佳境のようで、モニターからボレロが聞こえて来た。ホール受付担当の音大生聞けば次の開演時間は14:15だという。まだ30分もある。
そこでようやく校内へ移動です。
1Fエントランスで14:10からトロンボーンアンサンブルの告知が。客が三々五々に集まって、用意された簡易椅子は既に9割がた埋まってました。さっそく席を確保。以後訪れた客は立ち見になります。待つ事約10分。トロンボーンを抱えた皆さんの登場です。
トロンボーンの為に作曲された曲って少ないのね。学生が自ら編曲しつつ披露してゆきます。編成は時に4人。のだめカンタービレでやった楽器を上に下に振り回しつつ踊った。8人編成や最大15人編成。トロンボーンだけのアンサンブルでも音の厚みがちゃんとあって、それも数メートル先から聞こえてくるのは楽しいです。15時半終了。次へ移動。
小ホールのフルートアンサンブルを目指します。今度の会場は校舎の5階にありました。が、到着したらまだ開場時刻前で、客はホール前で所在なく待つしかない。昭和音楽大学は丘の上にあるのか、眺めが抜群にいい。街路樹が色づき始めた所で、木や家屋に太陽の光があたって絵のようです。
調度開場時刻となりました。入り口で配るプログラムを受け取りホールの中へ。
演目は、2年小アンサンブル「オペラ<魔笛>より序曲/モーツァルト」大編成「フィエスタ/ケシック」と「弦楽セレナーデホ短調より第1、4、3楽章/ドヴォルザーク」
随分前の方で聞いてたからかな?息継ぎの音まで聞こえました。見た事のないフルートのバス担当のでっかい珍楽器もあり。あれ、単独の音も聞きたかったな。どんな音がするんだろう?
アンコール曲を含め演奏が終わったのは、15時半。再びエントランスに戻るとNHKのテーマ曲が聞こえてきました。
今度は空いている椅子を捜すのは無理なので端っこで聞いていると、「すみませ~ん、楽器が通ります」と、鍵盤楽器を移動させてました。さすが音大です。移動するのは楽器なのね。農大だと豚や鶏だ。
フィナーレは「風に吹かれて」客にカスタネットやマラカスやよさこい鳴門踊りでよく使う鳴子を配り、お客さんも参加してみんなで演奏です。
終わと午後4時を回った所。この辺で引き上げるかどうか思案のし所だと考えてたら、何やら客が一方向を目指し移動を開始しはじめた。
何何何?何かあるの?
着いたのは大ホール。タイムテーブルには書かれてなかったのですが、4時半から昭和ウインドシンフォニーの演奏会があるんだそうです。
シンフォニーって言う位だから、大編成だよね。せっかくだから聞いてくか。
待ち時間はちょっと長いけど、ここは仕方がありません。
フログラムによると1、輝く日への前奏曲 2。バレエ音楽「火の鳥」1919年版より魔王カスチェイの凶悪な踊り~子守唄~終局 3「コーラスライン」~『ウエストサイドストーリー」With Musical! (休憩) 4。「星条旗よ永遠なれ」 5。「翼をください」
With Musicalって何???
開演になって知りました。昭和音楽大学にはミュージカルコースなるものがあるのです。音楽芸術運営学科の中に。舞台ではシンフォニーをバックに28名が踊ります。
す、すごい。それにプレイする人数も多い。コントラバスだけで3台もある。全部で100人くらいこれいない?いるよね?
それだけいると音にも厚みが出ていい感じ。こりゃ、模擬店の数が少ないのも当り前だわ。模擬店は全部で15個しかない。みんな演奏もしないといけないので、店を出してる場合じゃないわけね。
音楽シャワーを浴びて、機嫌良く帰宅しました。
いや~~~、毛色の変わった大学の学園祭は面白いです。
昭和音楽大学の学園祭は本日11月2日にも開催されます。お近くの人はぜひ。こんだけ聞いて無料なんですよ。