あられの日記

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巨木探訪・日向薬師の寺林 その1

2018年07月02日 05時29分53秒 | 巨木・古木・ご神木・盆栽
2018.6.17訪問。

丹沢・大山フリーパスで、秦野戸川公園へ5000株のあじさいを見物後、伊勢原に移動。北口3番のりばから10時35分発のバスに乗車。途中、専修大学入口バス停から先は自由乗り降り区間のようで、バスの運転手に合図すれば、バス停以外でも乗り降りできるらしい。便利だ。
10時56分、定刻に終点日向薬師バス停に到着。参道へ向かう。参道入口に地図があった。トップ画像です。日向薬師参拝の目的は、かながわの名木100選の幡かけ杉です。でも、地図に仁王門のところに老杉が描かれてます。他にも巨木があるようです。楽しみ〜〜。

では参道へ。
途中には苔むした石仏がありました。真ん中の石仏は味があるなあ。制作年代は普通裏に彫ってありますが、ここまで苔に覆われてると読めないだろうなあ。んで、背後に回れる空間がない。

道の奥に急な石段が見えてきた。石段の奥にもこもこと大きな木が見える。あれが地図に描かれた老杉かな?
石段の途中にそれらしい巨木があった。

確かに杉だ。でも木の解説版がない。

ダンナにハイライト代わりになってもらう。巨木なのはこれでわかるかな?でも木が一番カッコよく見えるポイントがないなあ〜。
石段を更に登る。

仁王門があった。仁王門奥にも雰囲気のいい石段と杉が見える。
仁王門をくぐる前に、仁王像を鑑賞する。

筋肉が素敵です。

説明板発見:金剛力士像 2体 伊勢原市指定文化財 昭和57年2月5日指定
金剛力士は仁王ともいわれ、寺の表門にて境内を守るとされます。向かって右側は口を開いて左手に金剛杵をとる阿形像で、像高は3、5メートル、左側の1体は口を閉じて右手を開いた吽形像で、像高は3、52メートルです。ともに寄木造りで、朱漆により彩色されています。
火災により仁王門とともに焼失しましたが、本堂の賓頭盧尊者像の台座裏には、天保4年(1833)、賓頭盧尊者像の修理とともに再興されたことが墨書きされていました。
作者は鎌倉の扇谷の仏師、後藤真慶です」
仁王門をくぐる。

素敵だ。古い石段と岩を削って作った道がある。おそらく時代を経る中で、参道の幅を広げたのだろう。

神社仏閣巡りを折に触れやってるけども、味わいのある参道ってなかなかない。ここは素敵だ。江戸時代にタイムスリップした気分。そして、この参道を上がる参拝者がほとんどいない(自動車で参拝する人は、別の道を登る)。
素晴らしい〜。

実は日向薬師は彼岸花の名所です。以前、彼岸花を見に来たついでに日向薬師さんにも参拝してまして、この参道を上がるのも実は2度目です。でもあの時は巨木に全く興味なかったんだよね。この参道に巨木が次々現れるので、時間を費やしてしまいました。

なので、趣ある参道登りの記事を2つに分けます。
こんな説明板も見つけたしな。神奈川県指定天然記念物 日向薬師の寺林 平成3年2月8日指定
日向薬師の境内には、スダジイ、モミ、ウラジロガシ、イロハモミジ、タブノキ。ケヤキなど自然植生の構成種とスギの植栽樹種が高木として多数生育しており、イノデータブ群集、ホソバカナワラビースダジイ群集にまとめられ、肥沃な立地に発達する林相を示している。
また、ホソバカナワラビースダジイ群集は真鶴、湯河原より飛地分布しており、学術的に極めて貴重な林である。
この寺林は参道脇に発達したスダジイ林と薬師堂裏手のウラジロガシーモミ林の中にケヤキ、タブノキ、モミの高木が生育しており、各種植生単位が立地条件の差異に応じてみられる。
自然植生にはさまれた参道は景観的にも優れており、幽玄な寺林特有のおごそかさを保っている。」
幽玄。まさにその通り。訪問した時は、梅雨空で空が暗かったので、ピンボケ画像を増産してしまいました。実際にはもっと素敵なフォトジェニックな樹があちこちにありました。
コメント
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