2019年3月9日東京メトロで行く巨木探訪。東京大学では工学部前の大イチョウ・安田講堂前の南北のクス2本・スダジイです。スダジイといって思い出したのは、赤門前の木です。
赤門に到着したものの、巨木という程大きくない!あれ〜??
門の左右に木があるので、大きい方を撮影してみた。
でもコレじゃない感半端ない。
帰宅後、先達の巨木ブログを閲覧して再確認すると、目的のスダジイは農学部の!ハチ公と上野博士再会の像のすぐ側だった!マジか〜。もう一度引き返したくない〜〜!!勘違いした自分が悪いのだけど、東大は広いのよ。そうそう後戻りできないの。今回は諦める!ま。現地ではハチ公像の側にスダジイの巨木があるとは知らなかったんだけども。
ちなみに、赤門前のスダジイはこんな感じ。絵にはなるんだよな〜。ところで、赤門とは?
説明板発見:赤門
文政10年(1827)加賀藩主前田齋泰に嫁いだ11代将軍徳川家斉の息女溶姫のために建てらてた朱塗の御守殿門であり、重要文化財に指定されています。」
さてと、せっかく久々に東大に来たのだから総合研究博物舘に寄っていこう。
ここ、オススメですよ。小さいけど特別展示が毎回面白いんだよな。今回はどんな展示があるのかな?
骨だった!
特別展示のタイトルは愛で、育て、屠る 家畜 遠藤秀紀展示監督作品です。
家畜とは何か?を考える。
「どこまでも小さな馬を」ということで、掲載した画像は天皇の馬、愛称ファルーチョ・ガルーチョです。聞いてみた。
「この馬、もしかしてこどもの国にいましたか?」「はい。そうです。生きてたとこ見ましたか?』と聞かれたけども、「私が訪問した時には展示されてなくて、もう一度訪問したらもう死亡した後でした」見たかったんだけどね。残念でした。
「愛を独り占めにした鳥」200億、地球上に生きる鶏の数だそうで。何十にも分岐したニワトリの剥製がパレード状に展示してあります。日本の尾長鶏とか闘鶏の軍鶏や小学校で飼ってたチャボ なんかも剥製になってました。
「巨牛をかたどる」日本人の知らない巨獣を連れてきた。体重1200キログラムの世界最大の巨体。
大きさに魂消た!運良く特別展示を監督した遠藤先生のトーキングタイムだったので質問してみた。
「質問いいですか?」「ハイ、どうぞ」「この牛、何歳くらいですか?」「6歳です」
6歳で体高が2メートル以上あるんですけど!?
「この牛は種馬だったので、こんなに大きいですが、普通はここまで育てません。エサ代かかりますから」そうか、肉牛なんだからお肉になるんだね。
「イタリアではこれが田舎にいないとダメなんだとか」ということは?「少し高めですが、現地では普通に食べられてます」などと、興味ふかい話を次々に披露して下さる。
「最大なら3メートルくらいにはなります。(調べた! 牛の体高とは前足から背中までです。展示中の剥製の横に立つと、牛のお腹が見えますが、牛の背中は頭の上にあります。)大きくなる時期にガンガン食べさせると大きくなりますが、今ではコントロールしてるのでそこまで大きくしません」そりゃあ大きくするには相応のエサを食べさせないとだよな。
でも私が想像したのはンなことではない!
RPGとか、狩りするゲームあるよね?それに出てきそうな大きさなんですよ。それが目の前に佇んでるのだ。剥製ですが。本物なの!異世界で狩りするお話を漫画や小説でかく人は絶対見るべきだ。自分の小説に出すモンスターのサイズ感を実感できるってそうそうないよ?この特別展示は6月30日までやってるのでぜひとも見物してください。ちなみに、遠藤先生とのトーキングは3月16日から5月4日までと、6月8日から29日の毎週土曜日11時から開催されてる模様です。専門家ともっと突っ込んだお話が出来るチャンスです。そうそうないチャンスです。
さてと、ついつい熱中してしまい、時刻は既に13時50分!ヤバい〜。急いで東京メトロ本郷三丁目駅へ向かう。今度は丸ノ内線で茗荷谷駅へ向かいます。