2019.5.5本山寺と琴弾周辺の巨木さんぽその5。
琴弾八幡宮を後に。次の目的地は琴弾公園の松なのですが、これまた所在がわからん!いや、松林がどこにあるかは分かってるんだ。けども松林が広すぎて目的の木がどこにあるかわからない。手がかりは巨木サイトの「琴弾山西麓の道路と銭形の間に立つ。道路脇の駐車場のそば」。ならば、駐車場を探せばなんとかなるかも?
途中で琴弾山のドライブウェイがあった。ここを上がれば、有名な寛永通宝の砂絵を見下ろせるのだけど、アニメ『結城友奈は勇者である』で、勇者部の面々が集ってた場所が、砂絵を見下ろす岩場で、弟いわく「去年は登るのに渋滞が起きて30分待ちだった」という情報を入手。この日もドライブウエイの入り口まで渋滞の最後尾が続いていた。これはパスや!
あ。駐車場発見。「お母さん、そこ止めて〜」
実は地図によりますと、駐車場は砂絵へ続く近道の散策路の側だった。これ、行けるんじゃね?「今12時半で、15分で戻るから、砂絵見てきていい?」と。OKが出たので散策路を可能な限り急いで登る。ちなみに、遊歩道の所用時間は、片道15分。い、急がねばなるまい〜。
画像は遊歩道を登りきったところ。ここで麓からのドライブウエイと合流する。
で、12時40分、無事に銭形砂絵のビューポイントに到着した。けども、アニメの影響か岩の周辺は観光客が行列してる。イカン!私には時間がないのだ。ビューポイントでの撮影を見送り、先にある展望台へ向かいます。
な、なんじゃこりゃああ〜〜!!
小銭を貼り付けてありますね。実は銭形砂絵を見ると、一生お金に不自由しないといわれていてこの有様ですよ。まったくもう!マナーはどこへ行ったぁ〜!
あ。これは説明板でした。
銭形のいわれ:寛永10年(1633)時の将軍家光公から讃岐巡遣使を派遣するとの知らせを受けて丸亀藩主生駒高俊公が寮内巡視の際、このことを聞いた地元の古老たちがなにか領主歓迎のためにと有明浜に銭形の砂絵を一夜のうちに作りあげたと伝えられています。
この山頂から眺めると丸く見えますが、実際には東西122メートル南北90メートルの楕円形となっています。以来砂上の一大芸術として長く保存されています。
この銭形を見た人は健康で長生きできて金に不自由しなくなるといわれています。 観音寺市」
急がねばっ。母が待ってるんだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/0e/fbb4b84f6a5f32854c7cd365aec14232.jpg)
展望台から、ビューポイントの岩と行列を横目に散策路へ一直線。うわっ!ちょうどお昼過ぎということは、影が一番短くなる時間でもありまして、散策路の階段の切れ目がまあ見えない!い、急ぐのにぃ〜。
散策路を降りると、母は山口の井戸の東屋で待っていた。またまた私が知らなかった歴史的遺構です。
説明板発見:山口の井戸
この井戸は、大同年間(806-810)弘法大師が「観音寺」の住職をしておられたころひでりが続いて住民は飲み水にも難儀していたためこれを哀れんで、井戸を掘り住民を救ったと伝えられています。海岸に近いところですが、真水がこんこんと湧き涸れることのない清水ともいわれ、昭和の初めまで多くの茶人や住民が飲料水としていました」
そうだったのかぁ〜!!空海さんは土建屋か!?と昔思ったことあるんだよね。讃岐の子は小学校の道徳で空海が杖をついたら水が出たという逸話を何話も読んでます。今更驚かないけどそれが近所にもあったのはびっくりだね。
さて、巨木だ!探すぞ〜〜!!
アカ〜ン!!でっかい松があっちにもこっちにもあるわ〜。
トップ画像の銭形砂絵の画像をもう一度見て欲しい。銭形の周りはすべて松で囲まれてるんですよ。
挫折は早かった!年を取り、長く歩けなくなってきた母を砂地で巨木を探し歩かせるわけにいかん!仕方ないんで、周辺を見回し、一番幹周りの太そうな1本を選び撮影する。
引き返そうとしてたら、瀬戸内海国立公園観音寺松原という立て看板を見つけた。
べっくら!ブログ記事を書くにあたりwebの海で調べたところ、観音寺松原はその数50000本といわれ、変化に富んだ松の景観が楽しめる。特に銭形砂絵周辺の老松2200本は見事な姿を見せ、瀬戸内海国立公園や、白砂青松百選に選定されている。
巨木サイトによりますと、琴弾公園の松:樹種:クロマツ 樹高:13メートル 目通幹囲:4、6メートル 推定樹齢:不明とありました。けど、載ってる画像が私が撮影した松と全く違うんだよね〜。本気で探したいなら特定できる人と一緒でなければ、たっぷり時間をかけて探すほかありません。
13時、駐車場を出発。あれ?少し走ったところにも駐車場を見つけた。もしかせんでも、私たちが止めてた駐車場はそもそも間違いだった模様です。そりゃあ、幹周り4、6メートルの巨木の松が見当たらなかった訳です。