2019.5.5本山寺と琴弾周辺巨木さんぽ最終回。
長々と連載してきた、故郷香川県西讃地方の巨木探訪も今日で最終回です。おつきあいありがとうございます。
四国八十八ケ所霊場第69番札所のクスノキを見て、綺麗に終わったつもりだったのに。母が帰り道に選んだのは長らくレッスンに通ってたヤマハピアノ教室の前を通る道でした。まだあるのかと懐かしく眺めてたら、車窓から大きな木を見つけてしまいました。あれはもしや!?
実は今回故郷の巨木探訪をしたいと木を探し、所在地を探し、探訪コースを作成した時に、場所がわからず除外した木に、白山神社さんのクスノキがありました。馴染みのピアノ教室から近い場所にあるのに、所在地がわからなかったのは、かつてのごちゃごちゃしてた旧市街が道路拡張され、目印の病院や倉庫も今はなく、私の知ってる市街と現在が全く違うものになってたから。
「お母さん、次の信号を右折して〜!!」
所在はわからんが、目的は巨木なんだ。「あれ!あそこへ行きたい」と突然の無茶ぶりをしちゃいました。あ〜、怠惰な美術教師の無茶振りを愚痴ってたけども、私の方がさらに母に無茶振りしてるなあ。けど、そんな娘の猪突ぶりに母は慣れっこでした。
嬉しいことに、みたいと思ったけど一度は諦めた白山神社のクスに
到着です。
うわ〜、ここにこんなに立派な木があったのに、ちっさい頃の記憶に欠片もないわ。近所のピアノ教室には都合10年以上通ってたハズ。あの頃の私は巨木に興味がなかったのね。
短い石段を上がると、小さな境内は巨木の影にすっぽり収まる感じです。
巨木サイトによりますと、白山神社のクス:樹高20メートル、目通り幹囲5、5メートル、推定樹齢:伝承1200年 香川県の保存木。
見上げると、太い枝に着生植物が沢山あります。
あれ?奥の枯れた木にも注連縄を巻いてあるね?
うわ!完全には枯れてないじゃん。細っそい枝に若葉は茂ってる。こっちも巨木サイズある4、2メートル。今は小さな神社さんだけど、もしやここもかつては?なんだろうか?し、調べないと〜〜。
調べたけど見つけられませんでした〜。
鳥居の額に「白山代権現」と書いてある。あと境内に「郡西国第3番札所 本尊千手観音菩薩」と彫った石があり、神仏習合だった模様です。
由緒:観音寺町縣社琴弾神社境外末社。明治43年風之神社を合祀す。(香川県神社誌)
この程度しか分からんかったよ。