光明寺初見参。
鎌倉には有名なお寺がいくつもあるけど、光明寺はそれらのある場所から微妙に遠い。いや、京都や奈良に比べたらずっと近距離にあるんですが、鎌倉観光は基本徒歩で移動するのが一番便利なのだね。道は狭くて渋滞っているのが常識。レンタサイクルというのもあるけど、鎌倉は坂と階段が一杯で、ルートを選ばないと自転車立ち往生もアリなんである。もちろん江の電やJR横須賀線もありますが、駅から結局徒歩なのだよ。
なので、今まで行ったことなかったんだけど、いつだったかここの立派な山門の画像を見まして「この山門は鎌倉で一番立派かも?」と。気になってました。
お昼もとって腹も膨れたことだし、少しだけ後戻りして光明寺へ。
トップ画像のように、山門は立派でしたが、山門の前面が駐車場になっていたのは風情台無しで残念無念。しかも!
訪れたのは、3月22日。春のお彼岸だったので、墓参りに訪れる客も多く、駐車場もそこそこ埋まってます。
期待の山門はそこそこ立派でしたが、上部に登れませんでした。
ちえ~~。
京都の南禅寺とか登れるのにな…。立て看板に書かれてる仏像もお顔を拝見出来ません。
………。
なんだか、最近気軽に仏像が見えなくなってきてるよな…。昔は京都も奈良も結構見放題&写真撮り放題だったよな…。
と。
オバさんは記憶の扉をうっかり開けるのであった。
なんでも保護というのも考え方としてわからないでもないけど、見た事もない物を大事にしようとは思わないんじゃないかな~?普通は。
昨今の若者の意見を聞いてみたいところ。
さて。
かくのごとく、光明寺はそこそこ大きなお寺です。
トップ画像でもわかるように、ここは法然さんのお寺。
つまり浄土宗だね。
…って、アレ?浄土宗って日蓮さんが邪法って切り捨てたまさにアノ宗教…。それが、日蓮さん所縁のお寺のすぐ側にこんなにでかいのがあるなんて…。なんだか、この狭い地域限定で面白い歴史が繰り広げられた予感がする~。
が。
調べないよっ。あれもこれも調べてたら大変じゃん!ねえ。
(うっかり光明寺さんの成立年を検索してしまいました。WIKIで。
創建は1240年。現在の場所に移転したのが1243年でした。ということは…。
検索検索。
日蓮さんの生存期間は1222-1282年。
あ、やっぱり~。
光明寺さんは、日蓮が生きてた時に作られたお寺なんだね。
しかも!!
先日の記事、安国論寺は光明寺さんから徒歩10分程度。そこで日蓮さんが立正安国論を書いたのが1260年!。
やはり、当時はいろいろあったんだろうなあ~。でもこれ以上は調べないよっ)
次行ってみよう!
まずはお参り。
出来るなら本堂でお参り。
なぜって、本堂は仏教芸術が思いっきり詰め込まれてて、天蓋とか贅を凝らしてあって必見なんだな~。
だが、日が悪かった!
お彼岸なのでお参りに来られた方が住職の読経に合わせてお参り中~。
ここはっ。一観光客としては撤収~。
そしてお庭を拝見。
あれっ!?
これって何かに似てる…。
金箔貼られてないけど…。
京都にあるアレに。
や。
気のせい気のせい。
手前の木は既につぼみもほころんで、スタンバイ完了中の桜ですね。
お薦めの桜スポット長勝寺と近いので、お散歩のコースに立ち寄ってみては?山門の手前にもいい枝振りの桜、あったよなあ~。
このお庭を拝見するには、靴を脱がなきゃなりません。ダンナは靴の脱ぎ履きが面倒だとパスしましたが、もったいないなあ~。
他にこんなお庭も発見。
石庭です。
お寺の石庭なので、もちろん全てに意味があります。
こんな感じで。
これって…。
どれも見覚え有る名前だね。
うん。
宗教界のビックネームばかりです。
いや~。こんなとこで再会するなんてな。と感慨にふけりたい人の為に、石庭の正面にはベンチが配置されてます。
が。
ここは本堂の隣。同じく靴を脱いででないと見えない場所です。
光明寺に訪問の際は、ぜひ靴を脱いで上がることをお薦めします。
さて。
怒濤のお寺巡りもこれで終了~。
いろんな知識を一気に詰め込んだ頭は爆発寸前。
こ、これはもう一回、海で癒しをせねばなるまい…。