おはようございます。四万十は、快晴。
キリリと冷えた空気の朝です。おーひやい!
沈下橋へ。見あげる空も、足元の川も冷たく青く澄んでます。
(昨日までの)雪化粧をおとした川。今朝は、さっぱりしたスッピンの(冬枯れの)顔を見せています。
そんな、美しい早春の川景色を、コーヒー片手にのんびりながめていたいけど、
川をわたる北風は、スルドク冷たい!よく研ぎあげた鉈の刃ように。はやばやと引きあげたのでした。
チョットコイ―!チョットコイ―!と岸辺のコジュケイにも呼ばれたし。
今日の最低気温は、-4、7度(今季最低:江川崎)。
最高気温7、5度。晴れ。風さわがしい午後です。
頬をなでる風は、まだピリッと冷たい。
でも、早春の陽ざしの明るさに、ぬくさに、フトンを干せるうれしさに、
ほっと空を見上げました。やれやれ、やっとひどい寒さも底をぬけたか、と。
それにつけても空の青さよ。
ベランダから見る冬枯れの林に、コゲラとウグイスの姿がみえます。
おっ、この寒波でわすれていたけど、ウグイス(春告げ鳥)、カジカガエル(春告げ蛙)の初鳴きも近いかな?
梅の開花は、いつもの年より少し遅めです。
色を落した道端には、イヌノフグリ、ホトケノザ、カタバミの花がポツポツと咲きはじめています。
枯草に埋もれそうな小さな早春の花を見る、とある春の夕に聴いたバラードを思い出す。
♪初めて君と出会った日 僕はビルの向こうの
空をいつまでも さがしていた
君がおしえてくれた 花の名前は
街に埋もれそうな 小さなわすれな草♪ 「Forget me not」尾崎豊
わおっ!これは、なかなかステキなヒトトキだ。
まさか、「Forget me not」を尾崎が見てた同じ風景をみながら聴けるなんて。現場聴きじゃん。
それは、まだ風の冷たさがのこる3月の晴れた夕刻(当時は東京暮らし)。
仕事帰りに、渋谷のビル街を見わたす、東邦生命ビルの踊り場(尾崎豊モニュメント)を通りかかったときのコト。
1人の若者がギターで「わすれな草」を歌っていた。
尾崎のファンではなかった僕は、彼の代表的な曲を何曲か知っている程度だった。
いや、どちらかというと、彼のストレートなまでのココロの叫びに気恥ずかしさを感じて、敬遠していた。
でも、街の片隅でもがく若者の、
愛の儚さと切なさを歌った美しいバラード「Forget me not」は、とても好きだった。
手すりにもたれ、曲を聴きながら、ビルの向こうの空をいつまでもさがしてみた。
そして、街に埋もれそうに咲く、小さなわすれな草に思いをよせてみた。
♪春に埋もれそうな 小さなわすれな草♪
カタバミ、スミレ、ムラサキケマン、
南国の早春の川のほとりには、枯色の道端に、小さな野花が次々に咲きはじめます。
モクレン、サクラ、ツツジ、華麗な主人公の花が咲きはじめると、脇役は、わすれら草になりますが。
せわしない街の暮らしに、ココロが埋もれそうになったときは、
早春の四万十で、風に吹かれ、川の向こうの空をさがしてみるのも一手です。
きっと足元に咲く、小さなわすれな草の美しさに気がつくコトでしょう。
♪きれいな月だよ出ておいでよ 今夜も二人で歩かないか♪
明々後日(12日)は、満月スノームーンです。
人少なく、灯り少ない四万十川の川原は、月を見るにもよいところ。
焚き火にあたり、お酒でも飲みながら、凍夜のまあるい月をのんびりながめてみては?
ごろごろ石の川原では、コットを使うとカイテキですよ。
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