アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

ゲンジボタルの川と夜のカヌー

2010-05-21 | 四万十川 初夏

最高気温30度。

 今年も、四万十にホタルの季節がやってきました。

南国四万十で、ゲンジボタルの光がよく見られるのは、5月20日頃から6月10日頃まで。

ホタルの出現期や数は、前年の水の出方やその年の気候などで少し変わります。

昨年は、お盆時に10メーター級の増水がありました。

その時にホタルの幼虫が流されてしまっていれば、今年は数が少ないかもしれません。

 

 淡い光が夜の水面にフワフワと飛び、岸の木々で沢山の小さな光が点滅しています。

それは古い時代のモノクロ映画の

「貧しく質素な暮らしぶりだけど、あたたかな家庭のクリスマスツリー」を僕に連想させました。

そして僕らは、静かな夜の水面に音もなくカヌーを滑らせた。

そこはもう別世界。幻想的なホタルの光の川にカヌーでお邪魔です。

・ホタルの夜カヌー・満月の夜カヌー・星屑の夜カヌー 魅惑的な夜の3大カヌー。

 *ナイトカヌーはキケンがあぶないのだ。素人さんや良い子は真似しないでね。

 晴れた今日は、今年初の真夏日となりました。

白みがかった水色の空。湿って蒸し暑い空気。

昨日までの雨で少し増水した四万十川は、ささ濁り。

 

 布団と洗濯物を干した僕は、ベランダでぼおっと眼下の庭をながめていました。

すると、道路から庭へ続く狭いスロープにイタチがのそのそと姿を見せた。

彼は(彼女かも)、こちらの視線もおかまいなしに

後ろ足で立ち上がり、スロープ脇の石垣をしきりにのぞいた後、ヨタヨタと草むらの中に。

 

 こんな警戒心のないイタチを見たは初めてです。

(アナグマが、昼間の川原を千鳥足でフラフラ行くのは、これまでに何度か見た。

その姿は酒にへべれけに酔ったおっさんのようだった)*イタチもアナグマも夜行性。

 

 自転車で川沿いの裏道を行くと、おっ!目の前に短身&大きな銭型斑紋のヘビの姿が。

うおっ、マムシだ!(こちらでは、クチメと呼びます)。

毒が強い、下手にちょっかい出して噛まれたら、タマランチ会長だ(古っ!)

まーむし(無視)しよう。

 家に戻った僕はフルチンになり、汗をかいた体を水道の水で流しました。

「ザバッ、うおっほーい・・・」

水道の水は、股間のおいなりさんが、思わずきゅっとすぼむほどまだ冷たい。

けど、気分はソーカイ!四万十の夏は、もうすぐそこまで来ています。

 

 梅雨の晴れ間は、もう夏空です。

雨に洗われ、クッキリと映る景色、あつーい日差し。

梅雨は、四万十川が一番水量に恵まれる季節(too machな時も多いけど)です。

この時期のツアーは、コース&時間をゲストのお好みに組み合わせたオリジナルツアーも可能ですよ。

(真夏のオリジナルはツアーは、なかなか難しいのですが)

四万十で、あなたの夏のトビラを開けてみませんか。



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