日本放送出版協会
発売日 : 1999-03
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「川よ」たまには、本の紹介なども *2012年冬に投稿したものを再掲です。
「川の民」の暮らしを抱いて流れゆく川。
その清流が、文明によって“護岸”され、悲鳴を上げている。
悠久の“川の国にっぽん”。川と共に生きるとは何か。「BOOK」データーベースより。
四万十川の章では、
・不必要だと思われる開発ついて・ダムの問題について
・川原を大切にしようという思想について、スルドイ視点で書かれています。
「四万十川では、あらたな憲章も作られ、川で遊ぶ人は四輪駆動車でドカドカ川原をゆかず、
川原を大切にしようという思想にまでたどりついている。
こんな四万十川ならば「世界遺産」になっても、オーバーユースで(人が...はいりすぎて)
川が破壊されるようなことにはならないように、あらかじめ考えておくという知恵も出るだろう」
「四万十川編」より
この一文には、耳が痛い観光&カヌー業者(自分も含め)も多いのではなかろうか?
今、四万十川沿いの国道の2車線化が進んでます。
しかし、便利になる分、危惧されるコト(ケアしなければいけないコト)も増えてきそうです。
これからの時代は、川がより良くなることを想像し、
「創造する知性、知恵、行動」が大事になってゆくのではないか、と思うのでした。
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