アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

陽風にふかれて

2008-04-11 | 四万十川 春

 最高気温22度。

 「四万十の山の色が見頃なのは、

秋の紅葉の時期だと思っている人は、けっこう多いのではないだろうか?」

でもじつは、南国の山が色とりどりで華やかなのは、春~初夏なのです。

 

 あたたかな四万十は、秋に紅葉する落葉樹はすくなく、紅葉は山肌にポツポツ見られる程度。

(ハデな紅葉は、標高が高い黒尊渓谷などで見られます)

いっぽう春~初夏の山は、照葉樹(カシやシイなど)の葉の濃緑をベースに、

照葉樹の新葉の赤紫、落葉樹の新葉の萌黄、それら新葉の若緑にいろどられます。

5月には、シイやカシのクリーム色の花がいっせいに咲き、山肌にひときわ目立ちます。

このように南国の山は、春~初夏にカラフルな山景色を見せるのです。

 

 春の山につながる川岸は、

ヤナギやエノキの萌黄の葉、キシツツジ、トサシモツケ、ウツギなどの花にいろどられます。

聞こえてくるのは、瀬音、木々のざわめき、ウグイスの声、カジカ蛙の美しい声。

春の山が萌えれば、僕のココロも「新緑萌えー」って感じです・・・。

 

♪The answer, my friend, is blowin' in the wind,

The answer is blowin' in the wind ♪ (風に吹かれてbyボブ ディラン)

「春の川 ひねもす のらり くらりかな」

若葉萌える春の山に吹き渡る風を、のんびりとながめた午後なのでした

黄金週間ツアーは、

初夏の山の景色と薫る風も大きな魅力。

ヤマフジ

シャガ

シモクレン とても好きな花です。花言葉は荘厳、恩恵

今日の四万十川 水量やや多し 笹濁り


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