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南の川から(気まぐれダイアリー)1月10日

2025-01-10 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024&2025

 晴れ。最高気温5、3度(最低気温-3、5度 今季最低)

「初雪や ああ初雪や 初雪や」

ジワっと床板から背中につたわる朝の冷気、シンと張りつめた静かな空気、それは、雪の予感。

おっ、ついに!と起きしなに、カーテンを開ければ、庭はうっすら白くそまってます。

積雪は、2センチほど。

いそいで布団をたたみ、着替え、それっ!と取るものもとりあえず家を飛びだす。雪にコーフンした犬みたいに。

が、カメラを忘れたコトに気付き、あわてて家にもどる。マヌケなのだ。わんわん。

 

沈下橋へ。冷たく透きとおった冬ブルーの空と川。

陽があたる前の山と川原は、薄く雪化粧して、凍てついた冷気に薄暗く沈んでいます。

ピリリと頬をさす空気。でも、風がないのがありがたし、などと思っていると、

山に陽がのぼるのを合図に、凍えをはらんだ北風がヒュウ―と吹きはじめました。おお、ひやい!

沈下橋を、ゆきつもどりつカラダをぬくめ、陽が川原にとどくのを待っていると、

橋むこうから、顔見知りのおんちゃんが歩いてきた。

「オハヨウゴザイマス」

「おおっ、オハヨー!こりゃ、なんともいい雪景色じゃのう。カヌーで下ったら最高じゃろ」

「たしかに・・・じゃぁ、これから僕とカヌーくだりにいきますか?カナディアンカヌーだったら濡れないし」

「いや、ワシは遠慮しておく・・・」

風さわがしい午後の川。

スローランをするために、着替えてベランダにでると、聞いたコトがない甲高い鳥の鳴き声が。

ん?双眼鏡でのぞく。冬芽の枝にとまっている鳥は、

オレンジ色の嘴と足、青い羽毛、長い尾羽には白い斑点がめだちます。

おおっ、サンジャク(外来種)!招かれざる鳥ではないか!初見です。噂にはきいていたけど。

この冬、メジロやカラ類などの小鳥のスガタを、あまり見かけないのは、コヤツのせいか?

 

招かれざる鳥は生息域拡大、絶滅危惧の県鳥は激減 関係者ら危機感:朝日新聞デジタル

 5月の早朝、高知県西部の黒潮町沖にある無人島にチャーター船で渡った。中国大陸原産のカラスの仲間「サンジャク」の目撃情報があり、専門家の調査に同行していた。 標高...

朝日新聞デジタル

 

サンジャク、ブラックバス、ブルーギルなどは、四万十の在来の生物や自然に、悪影響を及ぼす侵略的外来種。

うーん、どうしたものか?などと思いつながらノロノロ走り、川の上にでれば、

ゴウゴウと吹きわたる初体験の北風の冷たさに震えあがり、道半ばで早々と家に駆けもどったのでした。


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