晴れ。最高気温5、3度(最低気温-3、5度 今季最低)
「初雪や ああ初雪や 初雪や」
ジワっと床板から背中につたわる朝の冷気、シンと張りつめた静かな空気、それは、雪の予感。
おっ、ついに!と起きしなに、カーテンを開ければ、庭はうっすら白くそまってます。
積雪は、2センチほど。
いそいで布団をたたみ、着替え、それっ!と取るものもとりあえず家を飛びだす。雪にコーフンした犬みたいに。
が、カメラを忘れたコトに気付き、あわてて家にもどる。マヌケなのだ。わんわん。
沈下橋へ。冷たく透きとおった冬ブルーの空と川。
陽があたる前の山と川原は、薄く雪化粧して、凍てついた冷気に薄暗く沈んでいます。
ピリリと頬をさす空気。でも、風がないのがありがたし、などと思っていると、
山に陽がのぼるのを合図に、凍えをはらんだ北風がヒュウ―と吹きはじめました。おお、ひやい!
沈下橋を、ゆきつもどりつカラダをぬくめ、陽が川原にとどくのを待っていると、
橋むこうから、顔見知りのおんちゃんが歩いてきた。
「オハヨウゴザイマス」
「おおっ、オハヨー!こりゃ、なんともいい雪景色じゃのう。カヌーで下ったら最高じゃろ」
「たしかに・・・じゃぁ、これから僕とカヌーくだりにいきますか?カナディアンカヌーだったら濡れないし」
「いや、ワシは遠慮しておく・・・」
風さわがしい午後の川。
スローランをするために、着替えてベランダにでると、聞いたコトがない甲高い鳥の鳴き声が。
ん?双眼鏡でのぞく。冬芽の枝にとまっている鳥は、
オレンジ色の嘴と足、青い羽毛、長い尾羽には白い斑点がめだちます。
おおっ、サンジャク(外来種)!招かれざる鳥ではないか!初見です。噂にはきいていたけど。
この冬、メジロやカラ類などの小鳥のスガタを、あまり見かけないのは、コヤツのせいか?
サンジャク、ブラックバス、ブルーギルなどは、四万十の在来の生物や自然に、悪影響を及ぼす侵略的外来種。
うーん、どうしたものか?などと思いつながらノロノロ走り、川の上にでれば、
ゴウゴウと吹きわたる初体験の北風の冷たさに震えあがり、道半ばで早々と家に駆けもどったのでした。
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