アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

春の声をききに

2013-04-01 | 四万十川 春

のち 最高気温20度。

 霞がかった青空。

やわらかな南風が、川べをふきぬけてゆきます。

ぬくい風に誘われた僕は、川沿いをゆっくりとチャリではしりました。春の音(歌)をききながら。

 

 春風は、萌黄色の若葉をサワサワと揺らし、

濃緑(常緑樹)の葉をパラパラと落とし、竹林をカタカタと鳴らしています。

ウグイス、シジュウカラが、にぎやかに恋を歌うなか、

ヤマドリが、目の前をバサバサと飛んでいけば、

チョットコーイ!コジュケイが、やかましく僕を呼ぶ。いかないもんね。

 川沿いに自転車をとめると、

ザァーザァーと流れる瀬音と、フィフィフィ―とカジカ蛙の歌が聞えてきます。

瀬終わりの渦では、流れに乗りきれなかったサクラの花びらが、クルクルと回っていました。

ふと、見上げた空には、綿のような春の雲。

 

 春の四万十川は、自然の音に色に満ちあふれています。

カヌーにお茶やらお弁当を積んで「春の声」を聞きにでかけませんか。


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