アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

北風と太陽の川を

2024-11-10 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「北風と太陽の川を」2022年秋のツアーレポート再掲です

11月5日(土)最高気温20、3度(最低気温7、3度)。

 北風が吹きはじめた秋晴れの川を、カヤックでくだりました(R1A:1日コース)。

今秋の四万十川は、雨量がすくない。

水量がすくない川は、川原がグンと広くなり、流れがとても痩せています。

瀬は入り口が、きゅっと狭くあさくなり、

コースをよくえらばないと、喫水があさいカヤックでもすぐに座礁してしまうほど。

 

 「通常の江川崎からくだるAコースでは、初っ端の瀬で(西土佐大橋下流、右側)、

カヤックは間違いなく座礁してしまうだろう(迂回ルートでも)。

水温も低いし、北風も吹きそうだし、うーむ・・・」。

というわけで、コースを変更し、(江川崎4キロ下流地点の)網代から口屋内までをくだるコトに(約11キロ)。

天候や川の状況などにあわせて、臨機応変に対応できるのが、

アークツアー(プラーベートツアー)のよいところ。思いっきり手前ミソですが。

 深秋の淡い日光に、岸辺のエノキの黄葉が、黄金色にかがやいています。

ヤナギタデが、赤みをおびはじめた川原で、白銀のオギの穂が、風に小さくゆれるのを見てガイドは思う。

このまま、北風がおとなしくしてくれれば、良いのだけど、と(昨日の川は、強い北風が吹いた)。

南国の川も、木枯らしの季節がちかづいてきたのです。

 

 長いトロ場の岸辺で、(かんたんな講習後)カヤックに乗りこみ、少し慣らしたあと、下流へ。

水位が低く、流れがとても遅くなった川は、トロ場では、パドルをしっかり漕がないとくだってゆけません。

手をのばしてふれる水は、ヒンヤリ冷たい。川面の水温は、17度(真夏は、30度)。

 

 水温が低くなった川は —微生物の活動もよわくなって—

水の透明度がよく、5メーターほどの川底までよく見えます。

透明度がよい川は、大小さまざまな魚のすがたが見えてなかなか楽しい。

キチヌ、エバ、ニサダイなどの海水魚たちも、そろそろ川をくだりはじめているコトでしょう。

パシャパシャ!丸く円をかくように、水面をはねるアユ。

頭上を、目のまえを、オシドリ、ミサゴ、ウなど、夏の間は見なかった鳥たちが飛んでいきます。

 

 山の影を、沈下橋の影をのばした秋の太陽に、水面がキラキラかがやいています。

「うーん、きれいだねぇ、いいねぇ・・・」一同声をあげました。

 

 近くを漕ぐゲストと、川の自然、旅、四方山バナシに花を咲かせながら、秋の川をのんびりとゆく。

(同世代の気やすさに、チョーシにのったアーク佐野が、ゲストの二人に

くだらないギャグとつまらない物語をたくさん聞かせてまいました。謹んでお詫び申し上げます)。

 日暮れがはやい季節のカヌーツーリングをたのしむコツは、

日陰に追いつかれないように、時間&コースを調整するコト。

陽が山に沈むのがはやくなった深秋の川は、(夏のころにくらべ)川原が日陰になるのもはやい。

日陰になった川原は、気温がグングンとさがり、ひやいし川景色も暗い(場所にもよりますが)。

昼前に、僕らがくぐりぬけたときは、さんさんと陽があたっていた沈下橋も、昼過ぎにはもう日陰に。

朝の太陽に、アウターをぬがされた僕たちも、

昼前から吹きはじめた北風と日陰に、アウターをきせられたのでした。

 陽のあたる川原に上陸し、北風に吹かれながらゴハンを食べ、コーヒーを飲み、ふたたび川へ。

午後の陽にキラメク流れのゆるい川を、北風に背中をおされながらくだれば、

ゴール地点が見える長いトロ場で、トツゼン風向きがかわり、キツイ向い風に。おおっ、最後に試練が・・・。

もくもくと、ひたすらパドルを漕いで、無事ゴール。ふぅ~。

二人のゲストのやわらかな笑顔は、深秋の陽ざしに淡くかがやいてました。

本日の漕行、約11キロ。

 沈(転覆)してしまったKさん。 「四万十川の水を飲んだものは、四万十川へ帰る」です。

またお二人で、四万十に遊びに来てくださいね。

あ、そうそう、流してしまったか? と思われたペットボトル。 カヤックの中から出てきましたよ。

*画像CDは、7日発送(郵送)します。お楽しみに~。


秋のグッダイ!カヌーダイ!

2024-11-09 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「秋のグッダイ!カヌーダイ!」2018年秋のツアーレポート再掲です

  最高気温22、7度。

 「秋晴れの今日の川は、風がなく水面は鏡のようです。水の透明度もバツグン!

もう一月ほどまとまった雨がないので、水量は少めですが。

リバーピクニックにはサイコーの日和。皆さんよい日にあたりましたね。

コンデションが良いので、いつもより少し下る距離をのばしました。

途中にもぐもぐタイムもあります。どうぞ、秋の四万十川をのんびり楽しんでくださいね」。

 

 ・高くすんだ空・透きとおった水・斜光にかがやく景色

秋がつくった美しい川を、3名のゲストとカヤックでのんびりと下りました。

  11月4日。

網代スタートCコース(9時30分集合:半日コース)。漕行7キロ。

最高気温22、7度。川面の水温16度。

 

 陸上で、漕ぎ方&乗り降りを学んだゲストは、

カヤックに乗りこみ、つるりとした水面にスイーと滑りだしました。

そして、とろ場で少し慣らしたあと、ゆるゆると川を下りはじめました。

 

 かたむいた秋の陽に、山は影を長くのばし、水面は光りかがやき、岸べの葉は淡くてります。

突き抜ける青空を見ながら、僕はつぶやきました。

グッダイ!サニーダイ!カヌーダイ!と、オージー風に。

 

*常緑広葉樹(シイやカシなど)がおおい南国の川沿いの山は(7割は杉やヒノキ)、

晩秋になっても、一部の落葉広葉樹の黄葉(紅葉)が地味に山肌をいろどる程度です。

いわゆる錦秋にはなりません。

 減水期となった川は、水の流れが細くなってます。

透きとおった水中、4メーターほどの川底を鯉がゆうゆうと泳いでゆきます。

「キャラ・キャラ」頭上を2羽のヤマセミが飛んでいきました。

  岩間沈下橋でコーヒータイム。今日はロールケーキを用意しました。

おいしい景色とおやつに、皆、ニコニコ・モグモグです。 

  

  川は風のハイウェイです。

晩秋から春にかけては北風が、初夏から初秋は南風が、強く吹く日も多い。

でも秋の川は凪ぐコトも多く、今日の川は水鏡の景色でも僕らの目を楽しませてくれます。

*水の透明度が一番よいのも秋~冬なのです(水中の微生物の活動も弱まるので)。

ゆったりと流れる美しい秋の川と時間の中で、僕らは四万十川の秋そのものになってゆきました。

  ゴールしてしまうのが惜しいけど、「ぐうっ」とお腹もなった昼下がり、ゴール地点に到着。

天気よし、川よし、カヌーよし、三位一体の笑顔がたえない秋のツアーでした。

  PS:晩秋の川原は、午後はやくからキューソクに日陰に覆われていきます。

日陰は、気温がグングンと下がってゆきます。

陽が山に落ちるのが早い季節のカヌーは、川に陽があるうちに行動を終えるのがベターです。

*画像CDは、11月5日に発送しましたよ。お楽しみに~。


11月10日(金)のつぶやき(リブログ)

2024-11-09 | ・最新のお知らせ・イベントなど

1年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

 おはようございます。四万十は、雨。

シトシトと秋雨が降っています。

ベランダでコーヒーを飲む僕の耳に聞こえてくるのは、小さな雨音、鳥の声だけ。

静かな朝です。ふぁぁ・・・。

一雨ごとに深まる秋。庭のナンキンハゼ(落葉樹)の葉も深く色づいてきました。

黒尊渓谷の紅葉もそろそろ見頃となりそうです。

明日、11日(土)は、「しまんと黒尊むらまつり」が開催されます。

今日の最低気温は、14、8度。

 

 最高気温18、4度。小雨そぼ降る午後です。

「雨の日は外にでて、雨に顔を打たせながら、海から空、そして地上へと姿をかえていく

ひとしずくの水の長い旅路に思いをめぐらせることもできるでしょう」レイチェル・カーソン 

やみそうでやまない小雨の中、長靴を履いて散策へ。

(田舎暮らしで長靴を履くときは、履く前に逆さにして振り、ムカデなどが侵入してないか?確かめませう)。

秋雨に、沈下橋も煙ってました。

*6月撮影。

明後日13日は、新月。そして、おうし座北流星群の活動が極大となります。

星の秋。だれっちゃおらん真っ暗な川原、澄んだ夜空。秋の四万十川は、星を見るのによいフィールドです(月もね)。

秋の夜長、ごろり川原に寝転んで流れ星を見ませんか。焚き火にぬくもりながら。

そうそう、星降る夜の川に、カヌー(カナディアン)で漕ぎだすのも、またオツなものですよ。

「凩やかぎり知られぬ星の数」

晩秋の川は、一雨ごとに木枯らしが、冬の寒さを連れてきます。

冬枯れてゆく川。凍てつく風が吹きぬける沈下橋にたたずみ、

ただただ風の歌を聴く時間も、なかなかよいものですよ。冬ブルーの空と川の間で。

「冬の四万十川はまっこと静かよ。紅葉に染まった山も色を落として、

川の水も落ち着いた色になる。動くもんといったら、

薪で風呂を焚く家の煙と越冬に来よった渡り鳥ぐらいのもんじゃろ」野村春松

 

冬の四万十川をカヌーで下れば(ある冬のツアーに参加したゲストからいただいたメールより)。

「・・・パソコンの画面を息子と見ながら、冬の四万十川は川底がきれいに見えるくらい澄んでいて、

山肌を映す水面がとてもきれいだけど、実際はそれが四方に広がって、

漕いでいる時間がその深さを与えてくれる、と、息子に自慢するととても悔しがっていました。

そして、Paddle your own canoe.は、自分のことは自分でやれという意味ですが、

自分でやってみないとすばらしい体験はできないという意味もあるのだ、と、いってやりました・・・」。


南の川から(気まぐれダイアリー)11月7日

2024-11-07 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、快晴。

今秋イチバンひやい空気の朝は、沈下橋であびる朝日と缶コーヒーのぬくさがうれし。

南国の川は、太陽がエライ!と思える季節となりました。

(先週末に増水し濁っていた)足元の川も透明度がよくなってきてます。

澄んだ青空、空気、川。聞えてくるのは、魚の跳ねる音、鳥の声、瀬音。

ふぅ~川のうえで大きく深呼吸~。1日のスタートを豊かな自然のなかではじめられるコトに感謝です。

今日の最低気温は、7、9度(今季最低)。

 

最高気温 度。 晴れ。

今日は、立冬。 暦の上ではこの日から冬の季節に入りますが、

南国の空は、よく晴れて、日なたは、わりに暑いです。

この時期恒例の艇庫の大掃除を朝からはじめた僕は、秋の太陽にフリースをぬがされTシャツ姿に。

カヌー、装備、テント、シュラフなどを、わっせわっせと薄暗い艇庫から取り出し、

陽のあたる庭にひろげたあと、床を箒ではき、テーブルを雑巾でふきました。

 

夏から(雨の日以外は)ほぼ開けっ放しにしていた艇庫は、

なかなか掃除のしがいがあり、思わずたくさんの汗をかいてしまう(汗っかきです)。

ん~あちゅい。 汗を流そうとハダカになって頭から水をかぶれば、水も秋。

うっひゃー冷てぇ!! おいなりさんも縮んだのでした。 バカですね。

荷物をほし、艇庫に風をとおしている間は、陽と風が心地よいベランダで、絵葉書を書きました。

「おひさしぶりです、元気に暮らしてますか。

僕は今、四万十川のほとりの秋風が心地よい場所で、このハガキを書いてます。

秋色の庭をながめながら、鳥の歌をききながら、山に陽が沈むのをまちながら。

そして、なぜかあなたのことをとっても思っています」。

ん?書き終えてから気づいたのでした。 いったい、誰にだすつもりだったんだろう、と。

夏の沈下橋が描いてある「あてのない絵はがき」は、部屋の柱にピンで留めました。


深まりゆく秋の川で

2024-11-07 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「深まりゆく秋の川で」2019年秋のツアーレポート再掲です

 ザブン、ザブン。

初っ端の波高い瀬にバウを突っ込めば、バシャバシャと艇の中にひゃっこい水が入ってくる。

「ワオッ!ヒヤッホー!!」思わず声が上がる。漕げ、漕げ!!それ、それ!

秋の川は、少し冷たく手荒い洗礼(でも気持ちイイ)で、一瞬にして僕らを童心に返しました。

  11月4日(月) 

ぬくい陽、さわやかな風、ヒンヤリ水が絶妙に心地よい秋の川を、カヌーで下りました(カナディアン:R1A)。

*ゴール付近で、強い向い風に少し手をやきましたが。

快晴。最高気温21、9度。

川面の水温は、15~17度くらいか(水温計が壊れていた・・・)。ほぼ平水。漕行15キロ。

 深い霧に隠されていた早朝の川は、

山から陽が昇るにつれ下流から晴れてゆき、やがて秋の陽に輝く川が姿を見せはじめました。

まるで舞台の幕が静かに上がってゆくかのように。

11月の早朝の空気はひやいけど、

日中の陽があたる水面や川原はポカポカとぬくく、僕らは太陽にアウターを脱がされたのでした。

 

 初っ端の波高い瀬をぬけると川は、トロ場→小さな瀬→トロ場→小さな瀬→トロ場と続いてゆきます。

(四万十川、江川崎より下流は、長いトロ場も多い川です)。

トロ場はゆっくりと一定のリズムで漕ぎ、瀬はパドルでしっかりと舵をとりつつ下ってゆく。

バウ(船首側)とスターン(船尾側:舵取り)の漕ぐ場所を交代しながら。

 

 夏の頃より大きく南に傾いた太陽が、

山肌の彫りを深くし、水面をキラキラと輝かせ、薄く色づいた落葉樹と褪せたの照葉樹の葉をあわく照らしています。

岸辺を彩るのは、サザンカ、ツリガネニンジン、季節外れのツツジの花。

丸々と太った大きな錦鯉が、カヌーの下をゆうゆうと泳いでゆく。

キャラ・キャラ。ヤマセミが、右ナナメ前方の水面を滑るように飛んで行きました。

 

 ゲストのTさんは、世界中を飛びまわるビジネスマンで、

スキー、カヌー、サーフィンなど、アウトドアスポーツも得意な方です。

「4日から3連休か・・・どこかへ旅したいな?そうだ四万十へ行こう!

思い立ったが吉日だ。直近だけどチケットとれるかな?」*一部推測です・・・。

そして、都会の喧騒をひょいと抜けだして四万十にやってきました(以前から行ってみたいと思っていた)。

 

 ここは、僻地で何もないところだけど、

・ゆっくり流れる川と時間・キレイな水と空気・豊かな自然・静けさを求める人には良いところ。

秋の川よ、その美しさと楽しさで、ゲストを夢見心地にしておくれ。

 

 「人生をちょこっと休みたいな、思うたら、ここへ来たらええよ。

自然のもんのいろんな姿が見える。

自然のもんは長いこと見よっても、飽きることがないけん。

いろんなことがじこじこわかるいうことは、元気の素にもなるけん」野村春松

 

 僕らはパドルを漕ぎながら、沈下橋の川原でコーヒーを飲みながら、

旅、自然、趣味、仕事、よもやまバナシに花を咲かせながら、輝ける秋の川をのんびりと下ってゆきました。

*ツアー画像CDは、11月5日に発送(郵送)いたしました。

画像でも、あの日の四万十川を楽しんでくださいね。


南の川から(気まぐれダイアリー)11月6日

2024-11-06 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、晴れ。

ふぁぁ・・・南向きのベランダガラス戸から差しこむやわらかな朝日に起こされたあと

(ずいぶん太陽が低くなったなぁ、秋だなぁ)、フリースを着てヒンヤリ空気のベランダにでると、

ん?眼下の庭のスロープになにやら黒い動物が。

そいつはトコトコとスロープをくだって道路のほうへ遠ざかってゆく。

わっ、イノシシだ!!(やや大型)

カメラを持って庭に降りたかったけど、トツゲキされるかも?と思えば、

だまってベランダから見おくったのでした。

最近、庭の土があちこちで掘り返されていたのは、こいつのしわざか・・・。ぼたん鍋にしちゃうぞ。

野生とのトツゼンの遭遇もよくある、過疎の川のほとりの暮らしです。

今日の最低気温は、12、8度(今季最低)。

今朝の川。

 

 最高気温21、9度。晴れ。風さわがしい午後です。

北風ピューピュー波立つ川を、子鴨をつれた3匹の鴨が、スイーッと泳いでいきます。

ヒラヒラ。風裏の小道のツワブキの黄色い花に、アサギマダラ(渡りをする蝶)のスガタが。

長い旅の途上の同士よ、どうぞゆっくり四万十で羽をやすめいっておくれ。

 

鳥、花、蝶も深まりゆく秋を教えてくれますが、今秋の(も?)南国の川は、暖秋。

岸辺や川沿いの山の落葉樹の葉は(エノキの葉をものさしに)、色づきはじめている葉もありますが、

緑の葉のほうがまだおおく見られ、全体的に色づきはおそい、かなと。

明日は、もう立冬なのに。

でも、幡多地方は、今日から気温がグンとさがる予報。一気に秋がススミそうです。

紅葉の秋。温暖な四万十の低い山には常緑樹がおおく(7割がスギ、ヒノキ)、

四万十川沿いの山は、一部の落葉樹が地味に山肌をいろどる程度です。錦秋ならず。

カラフルな紅葉は、標高が高いところにいくと見られます。

・黒尊山塊(10月半ば頃~)・黒尊渓谷(11月半ば頃~)。

黒尊山塊、熊のコルは、ブナを中心とした自然林が残されています。

晴天時は、八面山頂上付近(標高1165メーター)からリアス式の美しい宇和海も見えますよ。

*今秋の黒尊村祭りは、11月16日(土)開催です。


11月6日(月)のつぶやき(リブログ)

2024-11-05 | ・最新のお知らせ・イベントなど

1年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

 おはようございます。四万十は、雨。

(ほぼ)ひと月ぶりの雨、恵みの雨です。

シトシト時々ザァザァと降る雨が、カラカラに乾いていた野山をしっとりと濡らしています。

ココロも潤す雨。どうぞたっぷり降っておくれ。

なんとなく鳥たちの鳴き声も弾んでいるように聞こえます。

今日の最低気温は、18、3度。

 

  最高気温25、1度。午後は、曇りときどき雨。

思ったよりも降らないなぁ・・・とベランダでコーヒーを飲みながら、ねずみ色の空をながめました。

そして、今日の雨をさかいに、季節外れの暑さもおさまってほしいなぁ、とも思う。

11月にはいると(もう11月だというのに)南国四万十は、

夏に逆もどり、ほぼ真夏日が続きました(11月の観測史上最高の気温を記録)。

このところ柚子採りのお手伝いをしている僕は、夏のような暑さのなかでの作業に、ぐったりです。

どぉなっちゃってんだよ、地球。

 

(江川崎の)10月の雨量は、21㍉と極端に雨が少ない秋。

四万十川は、きつい減量をしたボクサーのように、ガリガリに痩せています。

長年この川のガイドをしている僕も、ここまで水量が少ない(秋の)川は見たことがありません。

いくらやつれても、水の透明度がよいのはサスガですが。

 

そして、口屋内村で四万十川に流れこむ、清流黒尊川にいたっては、

最下流は水がなくなり、瀬切れて、全面的に川原がむきだしに。これも初めて見る光景です。

これでは、アユ、カニなど川と海を行き来する生き物たちは、閉じ込められて、川を下ることができません。

黒尊川中流域の村では、このままあまり雨が降らないと、生活用水の使用に支障がでるかもしれない、とのコト。

今日は、ひと月ぶりの雨。でも、思ったよりも降らず、期待ハズレにおわりそう・・・。

これから夜にかけて少しでも降ってほしいものです。

 

命をはぐくむ水。山、川、海、生き物たち、あらゆる生命が水に支えられてます。

少なすぎても、こまるし、多すぎても、こまる。

自然のなかの暮らしは、自分が思うように物事がうまく進まない、ということを学ばせてくれます。


11月3日(木)のつぶやき(リブログ)

2024-11-04 | ・最新のお知らせ・イベントなど

2年前に書いたRiver&Sky(ツイート2022)再掲です

 おはようございます。四万十は、晴れ。

起きぬけに裏戸をあける(裏も林)と目の前にタヌキが・・・。

オハヨーと挨拶をしたが、タヌキは足早にニゲタ。

川へ。岸辺のエノキの葉は黄色く、川原のヤナギタデは赤く色づいている。

家に戻る。おっ、庭の林にヤマガラが・・・。今度はバードウオッチング。

自然とたわむれるのも忙しい、川のほとりの朝です。ん~腹へった。朝メシが遠い・・・。

今日の最低気温は、13、7度。

エノキの葉もいろづいて。


朝からバイクの排気音が山に響いて、うるさいなぁ、と思っていると、

ラジオが、「今日は祝日」と教えてくれた。そうだったのか・・・。


 最高気温25、5度。午後も晴れ。

昼下がりの川原の日なたに座り、コーヒを飲み、本を読む。

強い陽ざしに服をぬぎぬぎ、ハダカになって。インディアン・サマー。

時々ごろり寝ころんで、ぼおっと秋の空をながめる。気持ちイイなぁ・・・。

でも、「秋の日は釣瓶落とし」。

午後の太陽は、急ぎ足で山に沈み、日陰は一気に冷えてくる。ひやいなぁ・・・。

日暮れが早い季節の外遊びは(カヌーは)、早めに行動を終えるのがベターですね。

 

ある年の冬に、四万十川をカヌー(カナディアン)で下ったときのコト。

冬のおだやかな日光のぬくさにユダンして、寄り道をしながらのんびり下っていたら、

もう、陽が山に入るというのに、ゴール地点までまだズイブン距離がある、というコトに気がついてアセル。

やべ!ピッチをあげてわっせわっせと漕いだが、冬の夕方の川は、

ずんずんと暗くなってゆき、目的地に着く少し手前で、あたりは真っ暗に・・・。

手元が見えないほどの暗闇と寒さに、体も心もガタガタと震えたのでした。

冬は雪が降るコトも。

冬の四万十川をくだる。


南の川から(気まぐれダイアリー)11月3日

2024-11-03 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、快晴。

沈下橋から見あげる青空は、深く澄んで一欠けらの雲も見えません。やっほう!

やわらかな朝日が照り、すずやかな風がわたる川の上。

足元の川は、薄茶緑色の水がザァザァと音をたてて足早にながれています。

 

パシャパシャ!ながれがゆるい水際では、

たくさんの魚がニギヤカに水面を跳ねてます(たぶんアユ。ただいま禁漁中)。

ナンテ心地よい秋の朝の川。

 

ふぅ~、美味しい空気を胸いっぱいに吸って、さぁ、今日は、今日の風に吹かれよう。

8時20分現在。四万十川の水位は、平水+2、2メーター(川登)。ダムの放流量は、162㌧。

今日の最低気温は、13、9度。

 

 最高気温25、5度。午後も快晴。

キチ、キチ、キチ―!こよなく晴れわたる秋空に、モズの声がひびきわたります。

こんなステキな秋空の日は、家にいるのがもったいないけど、水回りの補修をしなければ・・・。

すべての蛇口の水漏れ(微妙にもれる)、水道パイプの保温材交換など、築うん十年のボロ家は、

あちこちにガタが来ていて、こまめにメンテ&修理しなくてはいけないのです(住んでいる人も、ですが)。

DIYが、あたりまえな過疎の川の暮らし。

あちゅい!思ったよりも強い陽ざしに、Tシャツを脱ぎハダカで作業をつづけました。

 

半日かかって作業は終了~。よい天気に、カラダがうずうず。

ソレ!!昼めしもとらずジョキングシューズにはきかえて路上へ。

ひさしぶりに走る川岸の小道(工事でしばらく通行止めだった)をチンタラ走れば、

ヤマハッカ、ツワブキ、ミゾソバ、アザミ、ノギクなど、秋の花が目をたのしませてくれるし、

沈下橋をわたれば、さわやかな川風が、うっすらとかいた汗を吹きとばしてくれました。

風冷だ。うーん、気持ちE!

秋の陽と風が心地よい午後は、ベランダのコットのうえで、本を読んだり、いねむりをしたり。

ふっと気がつきゃ、あらっ、もう夕方・・・。でも、この季節は、夕景もイイんだよなぁ。

夕景を肴に、ワインでも飲みながら、秋の星たちを待ちますか。

ここには、ゆったり流れる川と時間、そして、ステキな星空もあるのです。

*画像は、ともに10月撮影。


旅雑文&レターフロムSは 

2024-11-02 | ・最新のお知らせ・イベントなど

   

アーク佐野は、気がむいた時に、レター&旅雑文を書きなおしています。ぼちぼちと。

書き直したものは、カテゴリー「最新のお知らせ」にて冒頭の一部をご覧になれます。

全文は、カテゴリー「レター&旅雑文でご覧になることができます。

 

*期間限定で全文を公開しているレター&旅雑文もあります。

*「レター&旅雑文」は・書き直す・主観的な文章、といった理由で、

誰でも読めるようにはしていません。あしからず

*River&Sky2012~2019の一部は、パスワード公開です。

それでもイイよ、読んでみたいぞ、という方は、メールにてご連絡を。

対象:基本的に、これまでにツアーに参加された方。アーク佐野、友人、知人など。

 

旅雑文

・熱風大陸で冷たい水を・雨のステイション・サンキューブラザー

・イマジンとホットドッグと・大風の荒野でウンがついたハナシ

・秋雨の旅の空から・旅立ちの春に・カレーな晩夏・こんがりサマー・かゆいディズ(かぶれちまった悲しみに)

・焚き火とさびた観覧車・雨音のテントとウイスキー・ひだまりのヘビとハードロック

・ブルーにこんがらがって・夜のフェリー・われ走りおえてカニとたわむる

・ココロも温める音・友がみな我よりえらく見える日は

・9月11日に考えたコト・川の上からながめる空・グランテトラにワインを詰めて

・青春18カヌー・アノラックパーカーとさくら雨・ごろごろわん・冬至の陽と物語 など

レターフロムS

レターフロムS 2020春 ヒマんとがわ雑記 1・レターフロムS1

・レターフロムS 夏空日記1・レターフロムS 夏空日記2

・レターフロムS 番外 仁淀川 純情? 前編&後編 ・レターフロムS 2012 ヒカリの春の川へ

・レターフロムS 2018 夏ゆく川で ・レターフロムS5  秋の黒尊川をカヤックで下る

・レターフロムS9 「真冬の瀬に突入せよ」の巻・レターフロムS11 春の海脱線バナシに花が咲き など

River&Sky

・River&Sky2012~2021 パスワード公開です


南の川から(気まぐれダイアリー)11月1日

2024-11-01 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 最高気温21、7度(最低気温17、8度)。

朝のうちシトシト降っていた雨は、午後になると、ときどきザァザァと降るように。

四万十は、ひさしぶりのまとまった雨です。

この雨は、(予報をみると)明日の午後まで降ったり止んだり、するようです。

3連休中日(3日)の四万十は、天気は回復しそうですが、四万十川は、水位が少し高くなるかも?

カヌーをする予定のかたは、川の水量&雨あがりの強い北風に注意を!

もう11月!まだ11月!

オフシーズンは、何をしようか?と思案中・・・。

ヒンヤリ肌寒い今宵は、温かい美味しいゴハンでぬくもりたいところですが、ああっ、冷蔵庫は、スカスカ・・・。

買い出しにイカネバのムスメ。だけど、雨だし、最寄りのスーパーまで車で25分。ああメンドーだ。

こんな時は、田舎暮らしの不便さをしみじみ感じます(こんな僻地でも、ネット通販ができるのは便利ですが)。

 

さて、いつまでも、ぼんやりと雨空をながめていてもしょうがない。

こんなときは、テキトー雪見鍋をつくろう。冷蔵庫の残りもので(メンドクサイ時にもよくつくります)。

・土鍋に、白菜、豚バラ肉、豆腐、舞茸などを(適度な大きさに切って)いれる。

そこに、たっぷりの大根おろしをのせる。

・土鍋に、水、だし汁(だしの素)、日本酒(好みの量を)をいれ、火にかけて煮る。ぐつぐつ。

・(少しお高めのプチリッチな)高知産のゆずぽんにつけて食べる。薬味にはネギを。

手軽だし、安いし、カラダがぬくもりますよ。

冷凍ギョーザやソーセージ、餅をいれるのも、またよろし。

 

鍋のしたくはできたけど、ああ、カンジンの酒がちょびっとしかない・・・哀号。

*画像は、ダッジオーブンで煮込んだラフテー(いつかのキャンプツアーでつくった)。