あるBOX(改)

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WOWOWでP・ウィリアムスvs石田戦を観る

2012年03月20日 | ボクシング
初回の開始ゴング直後から気後れもせず堂々と渡り合っているのに感動。

相手の右ジャブは90%以上を左グラブで弾き、左ストレートもステップバックまたはダッキングで躱すという行為を普通に行ってる事に感激。

見切りの良い選手は相手のレベルが上がってもガードを下げたままで戦ったりする傾向があるが、今回の石田は両ガードを上げてたし
たとえ、前に出て距離を詰めて有効打を狙う戦術に出ても、これまで培ってきた防御技術は生きていた。

さすがに左を貰うシーンもあったが、芯は外してたしダメージを負う事も無く
逆にショートの右ストレートや左フック、思い切った右フックで相手をたじろがせる場面もあり。

手数の差で大半のラウンドを奪われ、ポイントは一方的になったが石田のタフさ、足腰の強さも再確認できた。

今の東洋人ボクサーで、あそこまでウィリアムスと渡り合えるのは石田だけだろうし、
本場のリングで堂々と強豪と戦った日本選手がいる事は誇らしい。

『勝つためのプラスα』は再考の余地ありだろうが、そこは本人とスタッフで確認し、今後のキャリアに生かして欲しい。

海外のマネージャー、プロモーターの中には「ウィリアムスとあれだけ戦った」石田の商品価値に目をつけて、ホープをぶつけて来る可能性もある。

そこでしっかり勝って次につなげる事を期待したいですなぁ。