あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

UKが来日公演やってたよ

2012年07月01日 | 英国ロック
これも迂闊だった英国プログレ・バンド「UK」のクラブチッタ公演のチケット獲得失敗。
追加公演も、あっという間にソールドアウトだもんね。

そんなもんで、
行った人の話などを見て、私は暫しUK来日公演の様子を夢想したのでした。

U.K.NIGHT AFTER NIGHT 2012 JAPAN TOUR

1曲目は「Alaska」。1stアルバムのオープニングだった曲。
エディ・ジョブソン、テリー・ボジオ、ジョン・ウェットンが順に登場し、
強烈な演奏を見せたそうな。

2曲目は「Night After Night」。70年代の日本公演実況録音盤のオープニング曲。

3曲目に「Nothing To Lose」
UKで最もポップな曲。70年代の日本公演を収録した「NIGHT AFTER NIGHT」でも、この曲がハイライトに
なっていた。
エディ・ジョブソンのヴァイオリン・ソロからキーボードソロの繋ぎは、相変わらず
ドラマチックだったのかな・・・。
なお、ジョブソンさんの「クリスタル・ヴァイオリン」は、往年と変わらずキラキラと輝いていたそうな。

続いて「Thirty Years」。1stからの選曲。
そして「Rendezvous 6:02」
ウェットン先生、歌い上げたんだろうなぁ・・・。



「Carrying No Cross」
演奏が凄かったそうな。
テリー・ボジオは、テク+体力・筋力で叩くドラマーだから、そういう意味では
アルティエ・メスティリエリのフリオ・キリコに通じるんだよな。

アルティエをチッタで見てから随分経ったな。ボジオも生で見たかったなぁ・・・。

ステージは進み
「Eddie Jobson Keyboard & Violin Solo」
「Terry Bozzio Drum Solo」
いずれも「長かった」そうな。一人演奏も上手く演出しないと飽きられるんだねぇ・・・。

「As Long As You Want Me Here」
そして
「Danger Money」
3人UKが発表したアルバムのタイトルソング。
キーボードが高らかに鳴ったんだろうなぁ。

「In The Dead Of Night」~「By The Light Of Day」~「Presto Vivace And Reprise」
1stアルバム収録曲。実質的な組曲、さぞや盛り上がったことでしょう。

続いてアンコール。
「Caesar's Palace Blues」
2枚しかアルバム出してないくせに、ライヴ演奏曲に不自由しないバンドだな。
それだけイイ曲残してるんだよな。

「The Only Thing She Needs」
ジョン・ウェットンといえば
70年代に歌えるベーシストとして台頭しながら、UKあたりから歌に比重が移り、
ASIAでは完全に歌もの路線となり
スティーブ・ハケットとの来日公演では1曲目ベース抱えずに出てきて、
私のような「ベーシストとしてもウェットン大好き」な者からすると、
近来は寂しいものがあったのだが
※「ウォッチャー・オブ・ザ・スカイ」が歌いながら弾くのに難しい曲だとしても
  ワタシャ丸腰のウェットンさんを見て大ショックでしたよ・・・

それが、そのウェットンさんが、リズムセクションの相方ボジオに煽られ、
強烈なベースを弾きまくったというのだ。

クリムゾンの「太陽と戦慄」で世界一凶暴なベースを弾いていたウェットンが、
その片鱗を見せたと言うのか・・・。

う~ん、重ね重ね観れなかったのが惜しまれる。

日によってはクリムゾンの「フォーリン・エンジェル」が演奏されたというし
ああ、やっぱり生で観たかった。

そうして、
2012年UK来日公演は、「UK」コールの中で終了したそうな。
「これが最後」なんて噂もあるが

なんとか今回と同じメンバーで来日してくれませんかねぇ・・・。



※さらに、今回も録音・録画機材があったとかの話もあり。
 2011年に行なったジャパン・ツアーでも録画された素材がDVD化されてますが、
 音や画像が悪いとかで、あまり評判よくないんですよねぇ・・・。
 今年の素材で、より向上した画質・音質の「最新UKライヴ」を商品化して欲しいですなぁ。

ヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレイターの今、そして未来

2012年07月01日 | CD紹介(洋盤)
2000年代になって復活した∇an Dar Graaf Generator

心臓発作に見舞われながら、幸い大事には至らなかったハミル、
やはり自らの人生の中心であったVDGGに思いを馳せたのだろうか・・・。

体調が回復したハミルがVDGG再結成メンバーに選んだのは、
やはりバントン、ジャクソン、エヴァンスの充実期メンバー。


※画像は今回の来日チラシ裏の最新グループフォト。
  さすがハミルさん、細身のスタイルは維持されてます。
  白髪になってもナルシスト文学青年の面影ありです。


2004年
ついに復活アルバム「Present」を発表。



ライヴ活動も行い、
2007年にはアルバム「Trisector」を発表。

2008年には待望の初来日が実現。
私は行けず、歯ぎしりする結果に。
(でも、チケットが1万5千円したとか聞いて複雑な気分に・・・)

ライヴアルバムやDVDも発売され



根強いファンから好意を持って受け入れられている。
特に欧州では人気だそうな。
(全盛時からしてそうだったらしいが)



さらにバンドの先鋭性は衰えず
「ハミルの歌が中心」だったはずのVDGGの最新アルバムは、なんと全曲インスト!

私は、この辺りのアルバムは未聴ですが
なんか、今回の来日公演のセットリストに反映されそうでコワイ(笑)。


一通り振り返ってみたが
ホント、不思議なバンドだ。



私なんて、ジェネシスやキャメルやソフト・マシーン、キャラバンなどの「よりメジャーな」プログレ・バンドより
嵌ってしまったワケだし。

個人的な好みに合致したんだろうが、
この不思議な魅力を持ったグループを暫く追いかけてみたい・・・と、
今回代表作の数々を聴き直しながら思った次第であります。