あるBOX(改)

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ドネア、マゼブラに判定勝ち

2012年07月08日 | ボクシング
WBO・IBFスーパーバンタム級王座統一戦は現地時間の7月7日、米カリフォルニア州で行われ
WBO王者のノニト・ドネア(フィリピン)が、IBF王者のジェフリー・マセブラ(南アフリカ)に3―0の大差判定で勝ち、王座を統一した。

ドネアは身長180cmのマゼブラを初回から圧倒。
ガードを掻い潜った左フックを浴びたマゼブラは足ガクガク。
ギクシャクしたボクシングに拍車が掛かった。

ドネアの連打を避けるマゼブラ、上体が妙な上下運動するが、これも元々の癖らしい。
なんか、試合前の番宣で荒々しく攻めていた選手とは別人みたいだ。髪型も違うし。

それでも、色々と ほぐれたマゼブラが立て直してきたかと思ったら
第4Rに左フック一発でダウンを奪うドネア。

このままKOと思われたが、マゼブラの独特の間合いやリズムの前に詰めきれず。
大振りの拙攻などもあって試合は最終ラウンドの終了ゴングを聞いた。
採点結果は完勝。
28連勝で、戦績を29勝(18KO)1敗とした。

勝者インタビューには西岡利晃も登場。
ドネアと並んでボブ・アラム氏と同じフレームに収まる「快挙」も。
ドネアも西岡チャンプとの対戦を前向きに捉えており、夢の対決が夢じゃなくなってきた模様。

この辺は西岡チャンプの執念が叶いそうで凄いな。
世界戦のラストチャンスを呼び込んだ執念を思い出します。

ウラディミール・クリチコ、KO勝ち

2012年07月08日 | ボクシング
世界ヘビー級タイトルマッチは現地時間の7月7日、スイス・ベルンの会場で行われ
IBF・WBO・WBA(スーパー)王者のウラディミール・クリチコ(ウクライナ)が、挑戦者トニー・トンプソン(米国)を6回TKOで降し、防衛に成功した。

初回からプレッシャーを掛けてワンツーを狙ったクリチコは、第5R終盤に得意の右ストレートでトンプソンからダウンを奪う。
続く第6Rにもトンプソンはガード上から連打されて倒れ、立ち上がったものの続行に応じられず、レフェリーが試合を止めた。

トンプソンとの再戦を初戦より早い回で終わらせ、戦績を58勝(51KO)3敗としたクリチコは御機嫌で
「今日はエマニュエル・スチュワードの誕生日なんだ」「スタッフの彼と彼も」「客席のクインシー・ジョンズも」と言いながらハッピーバースデーを歌い出し、リング上と客席が合唱する微笑ましいシーンもあり。

直前まで凄まじいパンチを放っていたボクサーが、「今日はトレーナーの誕生日」と言って優しい表情を見せてくれたので、
おもわず柴田国明vsラミロ・ボラニョス戦を思い出してしまいました。
(私が観たのは日テレさんの名勝負プログラムですが)

勝者インタビューで「言わせてください。今日はエディさんの誕生日なんです。だから良い試合して勝ってエディさんに『おめでとうございます』って言いたかったんです」なんて屈託ない笑顔で語った柴田さんに、新たなボクサー像を見て感動したのが昨日の事のようです。

エマニュエル・スチュワードさんも、だいぶ御爺ちゃんになられてたが
ストレートを多用し、ワンツーで仕留めるスタイルで世界ヘビー級王座を守り続ける良い教え子が、ウクライナに居んだから幸せだねぇ。

(クリチコはスナッピージャブこそ使わないが)「クロンク・スタイル」は継承されております。