あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

ロンドン五輪 競泳初日

2012年07月29日 | 競泳
ロンドンのアクアティクス・センターで行われている競泳。

男子400m個人メドレー予選は、17歳の高校生・萩野公介が日本勢1番手で登場。
自身の日本新記録を更新して全体1位で決勝進出する嬉しい誤算。

強豪ペレイラ(ブラジル)を逆転しての価値あるレースにメダルの期待も膨らむ。

そして100m平泳ぎ。
注目の予選は、日本の北島康介は59秒63を記録し、準決勝に進出。

五輪3連覇を狙う北島と同組で出場したオーストラリアのクリスチャン・スプレンガーが59秒62で予選の全体トップ。

また、日本の立石諒は北島と同組で59秒86を記録し、準決勝に進出。
第4組に登場したギュルタは59秒76で同組1位。ながらく北島とライバル関係にあるB・ハンセン(米)は59秒93でこの組3位。

上位は59秒台ばかりの速い予選。力のセーブなんてしてたら予選落ちしてしまう厳しいレースだ。

そういう意味で、一発勝負の怖さが見えたのが男子400m個人メドレー予選。
なんと、あのM・フェルプスがまさかの8位通過で薄氷の決勝進出!
3位通過だったチームメートのロクテは「どうせ決勝じゃ記録を上げてくるよ」と言わんばかりに気にしてない様子。

ただ、同じ組でフェルプスと競って2位につけていたラースロー・シェーが全体9位となって決勝進出ならない波乱も。

ハンガリーのシェーは国際大会上位の常連だが、予選でセーブしたのが裏目に出た印象。
ペースメーカーと考えたフェルプスが意外と遅く、他の組が予選から高速ペースで泳いだ結果だろう。

いや~、この辺は本当にコワイ。一発勝負の怖さだ。

さらに薄氷だったのは、北京五輪競泳男子400メートル自由形金メダルの朴泰桓(パク・テファン)。
なんと、同種目予選で一旦フライングを取られて失格となるショッキングな裁定あり!

えらいこっちゃと思っていたら、同国チームが国際水泳連盟に猛烈な異議を申し立て
その結果、異議が認められて同夜の決勝レースに進出する事になった。

キム・ヨナと並んで韓国のスポーツヒーローである朴泰桓だけに、予選落ちじゃシャレにならなかっただろう。

一旦下した裁定を変えるのも「なんだかなぁ」だが、イアン・ソープも国内予選で同様の事あったからね・・・。

ロンドン五輪開催

2012年07月29日 | 生活
開会式、今回は選手が旗手を勤め
M・パッキャオや故アルゲリョ氏のようなナショナルヒーローが自国の旗を持って後進するシーンは無かったが。

それはそれで興味深い行進でした。
「ああ、そうか。ホンジェラスって国名変えてたんだ」とか今更な事に気付いたり・・・。
世界が移り動いている事を感じます。
国名だけでも、独立したり分離したり・・・。

行進曲もケミカルブラザーズだったり、ビージーズの「ステイン・アライブ」だったり。
昔と違って選手も一糸乱れぬ姿勢で行進・・・って感じじゃないから
まるで閉会式かと見まごうばかりのリラックスぶり。

笑顔でピースサイン、ノリノリで行進。
「ステイン・アライブ」なんてディスコ曲だから、そりゃノリノリになりますよね。

客席のセレブも踊ってる人いたし。

まぁ、オリンピック旗の登場では厳かな雰囲気になりましたが
人権活動家たちが隅々を持って運ぶオリンピック旗を待つ「もう一人の人物」。

サングラスをはめ、口元も無表情、身体も動きが利かない様子だったが
紹介されたその大柄な人物は「モハメド・アリ氏」。

アナウンスに大歓声のスタジアム。
ああ、やはりアリ氏は偉大なんだなぁ。

フレージャーも亡くなり、ダンディー氏も亡くなり、アリが残った。

アリ氏を「こういった華やかな場所で見るのも最後かも知れない」と思うと
感慨深い開会式だった。