あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

のんシガレッツがGinza Sony Parkでニミライブ

2018年08月14日 | 邦楽
のんちゃん(Vo,G)率いるバンド=のんシガレッツが、昨日
8月13日に東京・Ginza Sony Parkでライブを行った。

当日朝に公式サイトで急遽告知された同イベント。
私は残念ながら行けなかったが、場内は大いに盛り上がった
との事です。



ノンシガレッツのメンバー:のん(Vo,G)、若森さちこ(B)、
岩崎なおみ(Dr)、ひぐちけい(G)の登場から大歓声。

「タイムマシンにおねがい」で始まったライブは、二曲目の
「正直者はゆく」から「スーパーヒーローになりたい」と続き。

MCで「9月からはアルバムを引っさげてツアー4都市ツアーが
始まります!」とコメント。

初日の大阪・なんばHatchは、思っていたより会場が大きく、
それは想定外だったような口ぶりだったそうな。

4曲目は「わたしはベイベー」、「I LIKE YOU」ではキヨシロー
口調で(?)で「ごきげんだぜGinza Sony Park!」とオープン
そうそうの会場に祝福を送ったという。



・・・つか、ソミドがあったSONYビル跡の施設なのね、Ginza Sony
Parkって!
今年の春に銀座のギャラリーで本秀康展を見に行った後に通った
時は旧ビル解体直後だったじゃん。

そんな大きな建物に生まれ変わった様子じゃないし、今回の
ステージも地下にある訳だが、時の流れを感じちゃいますねぇ。



さてさて、ライブは結構な曲数を演奏したようで。
「へーんなのっ」「さぁいこう」を歌い上げ、アンコールにも
応えたとの事。

アンコールは写真撮影OKと言うことで「RUN!!!」を熱演。
※ツイッターであがってましたね!

大歓声の中、スペシャルライブは終了したそうな。
本チャンのツアーもチケット発売が始まっています。



【のんシガレッツ】

大阪・なんばHatch
9月6日(木) 開場18:00 / 開演19:00

広島・広島CLUB QUATTRO
9月7日(金) 開場18:00 / 開演19:00

福岡・福岡イムズホール
9月14日(金) 開場18:00 / 開演19:00

仙台・仙台Rensa
9月26日(水) 開場18:00 / 開演19:00



前売券 5,000円(税込) / 当日券 5,500円(税込)
席種 全自由(整理番号付き)
※未就学児の入場不可。

企画制作:カイワレコード / ローソンエンタテインメント

■のん公式ファンクラブ先行(抽選先行)
 :7月19日(木)12:00〜7月25日(水)23:00
■ローチケ LEncore先行
 :7月28日(土)12:00〜7月31日(火)23:00
■ローチケ プレリク先行
 :8月2日(木)12:00〜8月5日(日)23:00
■一般販売:8月11日(土)〜



【のん with SUPERHEROES】

のんシガレッツ / 仲井戸麗市BAND(仲井戶麗市(Vo.G)早川岳晴(Ba)
河村"カースケ"智康(Dr)・細海魚(Key))

日比谷野外大音楽堂
9月30日(日) 開場16:00 / 開演16:45



全席指定 6,500 円  (税込)
※未就学児の入場不可
※雨天決行 / 荒天中止

企画制作:ニッポン放送

■のん公式ファンクラブ先行(抽選先行)
 :7/19(木)12:00~7/25(水)23:00
■HP先行(イープラス先着先行)
 :7/29(日)10:00〜8/8(水)23:59
■一般販売:8/25(土)10:00〜

全公演ソールドアウトとしたいね!

「さようならCP」を観に行った

2018年08月14日 | 生活
ドキュメンタリーの鬼才、原一男監督特集
「挑発するアクション・ドキュメンタリー 原一男」シリーズ。



今度は原一男監督 第一作「さようならCP」を観に行った。
渋谷アップリンク、ほぼ満員。

CP(脳性麻痺)者団体「青い芝」の人々の生活をカメラに収めたドキュメンタリー。
特に最も重度の横田弘氏が凄まじい。



まぁ、あの原一男監督 ですから
「お気の毒な人」を美しく撮るなんて事はしません。

最初の駅前募金を募るシーンでも、健常者側にインタビュー。
「お気の毒ですから」「自分もいつああなるか…」

登場人物も癖が強い。
自ら赤線に行った事や力ずくで女性をモノにした事を自慢する。
「体は不自由でも男の機能は立派に果たすんだ!」…と。

※上映後のトークでも結局その辺が話題の中心に。まぁ、実に生々しい事!



そして…私は少し画面酔いした。
「カメラを止めるな」や「このセカ探検隊・呉編」はカメラの手ブレだったから、
視線外したり薄目で見たり出来たが、「CP」は撮られる側がずっと揺れてんだもんな。

※原一男監督によると「それが彼らの最大の特徴。すごくセクシーだった」との事。

大半を膝歩きで行動する横田氏だったが、あらゆる活動を経て、最後は路上に這い
つくばって喘ぐ!
CPである事にすがりつつ、自分は何者でもない!

すさまじい光景から映画は一気にエンディング。尻切れトンボと受け取る人もいた
ようだ…。



上映後トーク。
熊篠氏(NPOノアール理事長)、岡原氏(慶應大学教授)、そして原一男監督。

エンディングは「絶望せよ!」というメッセージだったと、岡原氏が喝破。
「そこから新たな一歩が始まる」…と。

CPは知的障害者では無い。横田弘氏は最も重度で口も回らないが、頭脳明晰で
詩人であり、パフォーマー。

※事実、彼はCP界のレジェンドになったとか。



私なんて彼が「アウトサイダー」とか語った方が明瞭に聞き取れて、
「この人たち英語とか喋った方が通じるんじゃないのか?」と感じたほどだ。

当時は根強い男尊女卑の思想あり、その中でより障害の軽い奥さんは撮影を
嫌がり、横田氏に「離婚」を盾に詰め寄る。

それは強烈な最終通告。健常者の幼き息子からも責められる横田氏…。
障害者コミュニティの生々しさを感じさせられた。



そしてトークは一般的な障害者の話題へ。
介護者が障害のある男女の性行為を手伝う事もあるとか。

瞼しか反応できない身障者同士をサポートするケースでは、介護者が手を
重ねさせ、当事者は「相手に自分の温もりを感じて貰うだけでも…」と、
満足を語ったそうです。

…ええ話やん!むしろプラトニックに近い純愛やん!!



だが 原一男監督の頭にあるのは飽くまで生々しき障害者の性。
それをを題材とした次作を構想しているとの事。

そもそも「CP発表後から考えていた」というが。心身ともに疲弊し、そこに
至らなかったそうです。

次作「極私的エロス」でも疲れ果て、「神軍」ではノイローゼのようになり、
毎回立ち直るのに相当の期日を要した模様…。

それでも新たな身障者ドキュメンタリーを考える原一男監督は「敵は家族!
それをケンカ覚悟で説得してもらいます!」と、車椅子の熊篠慶彦さんに
橋渡し役を強要!



「ええ~?」と尻込みする熊篠氏だったが、「じゃあ車いすに看板つけて」
…とばかりに、奥崎カーならぬ熊篠車イスで進軍する気持ちを見せてくれ
ましたよ(?)。

終戦記念日をまたぎ、全然「そういう物」は見ていない私。

次見るのは「極私的エロス」だな。