747年、唐の玄宗皇帝が華清宮として整備し、
毎年11月から3月の間、
世界三代美女の楊貴妃とここで過ごしました。
二人のロマンスは、白居易の「長恨歌」などで有名です。
「源氏物語」にも出てきますが、
古来日本人に愛されてきた漢文です。
まるみは、高校時代の宿題で暗記しましたが
情けないことに全く覚えていません。
覚えたということだけは、忘れてはいません。
あの時間は何だったのだと、いつも思っていましたが
その舞台へ来てしまいました。
10月までは、ここでそのショーが見られるようです。
「長恨歌」は、悲恋物語ですが、
実際のところは、玄宗皇帝は
息子の嫁である楊貴妃を奪ったのですから
スキャンダラスなことなのですが…
温泉地でもあり、玄宗皇帝や楊貴妃が使用した
湯殿が残っています。
上の写真の楊貴妃の湯殿は、
玄宗皇帝からの誕生日のプレゼント。
使用人が使った湯殿には、丸い石が埋め込まれています。
玄宗皇帝の料理を作る人は、
その手で自分の足を洗うことが許されず
立ちっぱなしで働き、疲れた足を
その石で癒したそうです。(足ツボかな)
まるみは、ここで15分の足湯体験。
写真を見ると、えっ、これが足湯
日本のように皆で同じ湯に足を浸けるのではなく、
個別の四角い小さな足洗い場のようなものに入ります。
一人一人湯を変えるので衛生的、温度も高いです。
タオル付きで30元。
2010.11.21