フォンテーヌブローの森からノルマンデー地方まで
セーヌ川流域を5つの地域に分け、
それらを描いたモネ、シスレー、ピサロ、ルソー、ローランサン
そして、渡仏した日本人画家たち、
黒田清輝、藤田嗣治などの作品を展示しています。
ブリヂストン美術館は、京橋のオフィス街にあり
東京駅からも5分程、気軽に立ち寄ることの出来る美術館。
充実した西洋美術コレクションが魅力で、
何度となく足を運んでいます。
今回は、2年前の年末年始を過ごしたフランスを
再び旅をするような気持ちで鑑賞しました。
パリのセーヌ河岸、フォンテーヌブローの宮殿と庭園は世界遺産、
訪れたことがある人も多いのでしょう。
その懐かしさもあって鑑賞されているのではと
思われる方を多数お見かけました。
19~20世紀に描かれた絵と
現在もあまり変わらないような風景がヨーロッパにはあります。
進化を続けながらも歴史的景観を守るための
厳しい規制があるからです。
そのお陰で、モネやユトリロが見た
同じような風景を見ることができるのです。
2年前の旅では、元旦から体調を悪くして
ホテルから出られませんでしたが、
セーヌ川沿いをのんびり歩いてみたかったです。
1月4日からは、「なぜ、これが傑作なの?」とコレクション展示。
なぜ優れた作品だとされるのか、多くの人に愛されてきたのか
分かりやすく紹介するとか
これも忘れずに観にいかなくては…。
ブリヂストン美術館
東京都中央区
2010.12.21