まるみのあっちこっち巡り

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世界最大級の都市遺跡 エフェス(エフェソス)

2011-09-11 00:17:58 | 2011エキゾチックトルコ

紀元前11世紀、ギリシアからやってきた
イオニア人によりエフェス近郊に
都市国家が建設され発展しましたが、
疫病が蔓延し、現在の場所に遷都されました。

黄金期は紀元前130年頃、
約10万人が暮らしたと推定されるローマ、
アレクサンドリアに次いで3番目に人口の多い都市でした。





南入り口を入ると見えるヴァリウスの浴場は、
紀元前2世紀に造られたハマムです。
当時、この町に入った者は消毒として漆喰を塗り、
浴場で身体を洗ったとされています。





135年頃、トラヤヌス帝に献上されたトラヤヌスの泉。
手前は水道、奥の泉は鏡としても使用しました。
夜間はトーチをかがけて、
幻想的な雰囲気だったようです。





ドミアチン神殿、2本の柱の間に
高さ7メートルもあるローマ帝国の
ドミティアヌス帝の像が立っていたとか。





遺跡の中心、エフェスのシンボルともいえる
セルスス図書館です。

この図書館の1階はイオニア式、
2階はコリント式と様式の異なる柱で造られています。
女性像はレプリカで、本物はウィーンにあるとか。

図書館に行くと言って、娼館へ行った男性も多かったとか
そこへ行く細い脇道が存在しています。





公衆トイレも残っています。
手前の水路の水でお尻を洗うなど衛生的だったようです。
おしゃべりをしながらくつろぐ憩いの場でした。





約2万4千人を収容できたという
トルコ最大級の円形劇場は、
山の斜面を利用して建てられ、音響効果も抜群で、
今でも夏にはオペラやバレエの公演が行われています。





勝利の女神ニケのレリーフです。
スポーツ用品メーカーの「ナイキ」の社名は、
この女神に由来し、トレードマークは、
この女神の翼をイメージしたものです。





今も発掘や管理のための作業が進んでいます。
全ての発掘が終了するのに
200年はかかるとか…






何やら始まるようですね。
グラディエイターの戦いでしょうか。





観光客を喜ばせるような工夫をしているようです。

トルコ・エフェス

2011.8.2
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