スペイン内戦後のフランコ独裁政権下、
20世紀のスペインが迎えた悲しみの時代のこと、
思想統制や言語統制なども厳しく行われ
多くの芸術家が国外へと脱出した激動の時代が舞台です。
ピカソが右派による空襲への怒りを込めて
名画「ゲルニカ」を描き、ヘミングウェイと
カミュが国際旅団の兵士として戦闘に参加し、
ロバート・キャパがピューリッツァー賞を受賞した
「崩れ落ちる兵士」を撮影し、20世紀のスペインを代表する
詩人ロルカが右派党員によって銃殺される。
これらは全てスペイン内戦によって起こったこと。
(映画チラシより)
このように並べると一つ一つの
点でしかなかった知識がつながります。
ピカソの「ゲルニカ」もヘミングウェイの小説も
思い出しますし、キャパの写真も蘇ってきます。
社会派映画の要素もサスペンス映画の要素もあり、
誰かとともに生きることの温もりを感じ、
幸せな気分を味わい、涙を流しながらも
笑顔をもたらしてくれる映画です。
妻子を亡くした喜劇役者ホルへと両親を亡くしたミゲル。
自分で台本を考え演じるホルへには、
生きにくい時代でした。
傷ついた心を持つ二人が紡ぐ、絆の物語。
最初から最後まで目が話せない映画でしたが、
ラストシーンは、忘れ難いものとなりそうです。
時代に翻弄されながらも生き抜こうとする人々の姿から
学べるものがきっとあると思います。
監督・脚本・音楽:エミリオ・アラゴン
出演:イマノル・アイリス、ルイス・オマール、
ロジュール・プリンセブ
2010年/スペイン
銀座テアトルシネマ
2011.8.30
20世紀のスペインが迎えた悲しみの時代のこと、
思想統制や言語統制なども厳しく行われ
多くの芸術家が国外へと脱出した激動の時代が舞台です。
ピカソが右派による空襲への怒りを込めて
名画「ゲルニカ」を描き、ヘミングウェイと
カミュが国際旅団の兵士として戦闘に参加し、
ロバート・キャパがピューリッツァー賞を受賞した
「崩れ落ちる兵士」を撮影し、20世紀のスペインを代表する
詩人ロルカが右派党員によって銃殺される。
これらは全てスペイン内戦によって起こったこと。
(映画チラシより)
このように並べると一つ一つの
点でしかなかった知識がつながります。
ピカソの「ゲルニカ」もヘミングウェイの小説も
思い出しますし、キャパの写真も蘇ってきます。
社会派映画の要素もサスペンス映画の要素もあり、
誰かとともに生きることの温もりを感じ、
幸せな気分を味わい、涙を流しながらも
笑顔をもたらしてくれる映画です。

妻子を亡くした喜劇役者ホルへと両親を亡くしたミゲル。
自分で台本を考え演じるホルへには、
生きにくい時代でした。
傷ついた心を持つ二人が紡ぐ、絆の物語。

最初から最後まで目が話せない映画でしたが、
ラストシーンは、忘れ難いものとなりそうです。
時代に翻弄されながらも生き抜こうとする人々の姿から
学べるものがきっとあると思います。
監督・脚本・音楽:エミリオ・アラゴン
出演:イマノル・アイリス、ルイス・オマール、
ロジュール・プリンセブ
2010年/スペイン
銀座テアトルシネマ
2011.8.30