人間界とバケモノ界、交わるはずのない2つの世界を生きる
ひとりぼっちの少年(九太)とひとりぼっちのバケモノ(熊徹)
人間界の渋谷でのその出会いは、冒険の始まりでした。
ファミリーで楽しめる映画です。
映画を見ているこどもたちの反応が良くて、
えっ、ここで声出して笑っちゃうの?
う~ん、確かに人の真似をするって楽しい。
動きもなかなかいいし…
チコもとても可愛らしくて、予告から気になっていました。
こういうキャラに弱いまるみなのです。
九太というか蓮の両親はなぜ離婚したのでしょう?
お父さんは、離婚してからも一人で暮らしていたようですし、
真面目で実直な感じが絵からも声からも伝わってくるのに。
こんな風にはこどもは考えないでしょうけれど…。
最初は、どう関わって良いのかわからずにいた九太と熊徹も
喧嘩しながらも「親子」の絆が育っていく
声で演じる役所広司の的確な演技で、豪放キャラの熊徹が生き生きとし、
見守る友人のリリー・フランキーと大泉洋の声もキャラと合って
おそらくはプロの声優さんを使うより良いはずです。
人は一人では生きてはいけない。
何かしらの絆を求めている。
心の中に闇を抱えて生きているのは大人だけではない。
メルヴィルの「白鯨」(妄想と破滅のドラマ)を重ねた表現も
こどもたちには難しいかもしれませんが、
いつの日か「白鯨」を興味深く読みことができるのではと思います。
アニメーションだからこそできる良くできた作品で、
幅広い年代で楽しめるはずです。
渋谷の街もよく描けていてそれも楽しめますよ。
監督・脚本・原作:細田守
声の出演:役所広司、宮崎あおい、染谷将太他
2015 東宝
まるみの評価は☆☆☆☆
2015.7.30
ひとりぼっちの少年(九太)とひとりぼっちのバケモノ(熊徹)
人間界の渋谷でのその出会いは、冒険の始まりでした。
ファミリーで楽しめる映画です。
映画を見ているこどもたちの反応が良くて、
えっ、ここで声出して笑っちゃうの?
う~ん、確かに人の真似をするって楽しい。
動きもなかなかいいし…
チコもとても可愛らしくて、予告から気になっていました。
こういうキャラに弱いまるみなのです。
九太というか蓮の両親はなぜ離婚したのでしょう?
お父さんは、離婚してからも一人で暮らしていたようですし、
真面目で実直な感じが絵からも声からも伝わってくるのに。
こんな風にはこどもは考えないでしょうけれど…。
最初は、どう関わって良いのかわからずにいた九太と熊徹も
喧嘩しながらも「親子」の絆が育っていく
声で演じる役所広司の的確な演技で、豪放キャラの熊徹が生き生きとし、
見守る友人のリリー・フランキーと大泉洋の声もキャラと合って
おそらくはプロの声優さんを使うより良いはずです。
人は一人では生きてはいけない。
何かしらの絆を求めている。
心の中に闇を抱えて生きているのは大人だけではない。
メルヴィルの「白鯨」(妄想と破滅のドラマ)を重ねた表現も
こどもたちには難しいかもしれませんが、
いつの日か「白鯨」を興味深く読みことができるのではと思います。
アニメーションだからこそできる良くできた作品で、
幅広い年代で楽しめるはずです。
渋谷の街もよく描けていてそれも楽しめますよ。
監督・脚本・原作:細田守
声の出演:役所広司、宮崎あおい、染谷将太他
2015 東宝
まるみの評価は☆☆☆☆
2015.7.30