まるみのあっちこっち巡り

ー32,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

100万冊の蔵書 本好きにはたまらない東洋文庫ミュージアム

2015-08-06 14:17:20 | ミュージアム



一生かかっても読めそうにない蔵書の数々、
モリソンン書庫の展示風景は壮観です。
本好きにはたまらない眺望に喜びに浸るまるみでした。







アジア全域の歴史と文化、研究に関しては
日本最古にして最大級の図書館、東洋文庫が持つ
資料を鑑賞できるミュージアムです。





「大地図展」フェルメールも描いたブラウの世界地図
この企画は見逃せないとミュージアムへ。

本も好きですが、地図も大好きなのです。
実は、フェルメール全点踏破の旅もめざしています。







ミュージアムショップの先に展示室があり、
右側にロッカールームがあります。
写真撮影OKのとても寛大なミュージアムです。
カメラを持って入館しましょう。







オリエントホール

17世紀、オランダは黄金期を迎えます。
その繁栄を支えたのが歴史の教科書にも登場する東インド会社です。
日本を含むアジア諸国との交易を通じて巨万の富を獲得、
東インド会社公認地図作家・発行人ブラウは『大地図帳』を完成させます。







世界の地理情報の集大成、地図の一枚一枚が豊かな色彩と
豪華な装飾、同世代の芸術家にも影響を与えました。
フェルメールもその一人なのです。







フェルメール「窓辺でリュートを弾く女」
壁にかかっているのは、当時のヨーロッパ地図。
地図は恋人がどこかに旅をしていると暗示できるかもしれません。
絵の中の楽器は恋愛を暗示していると本で読みました。







日本初の全巻公開!!

しかし、渋めのミュージアム、見学者はまばらでした。





回顧の路

通称「モリソン書庫」約2万4千点を1917年に
三菱第三代当主、岩崎久彌氏が一括で購入しました。
今や100万点以上もの保有資料を誇っています。






シーボルト・ガルデンを眺めたりしながら
こちらのpcで詳細を調べるのも良いでしょう。







ランチをした「オリエント・カフェ」が見えます。







何だこれはとお思いでしょう。
実は、これは…







ジョン万次郎救出の航海日誌でした。
昨年暮れからのにっぽん丸ニューイヤークルーズで見た鳥島、
こうして航海日誌も貴重な資料になっていくのですね。

これでまたクルーズで見た風景が色濃く記憶に残されるでしょう。
ミュージアム巡りもまた旅へとつながっていくのでした。

東洋文庫ミュージアム

東京都文京区駒込2-28-21

2015.6.27
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