軽減税率 野球場の売店はどうなる？

2017年4月の消費税10%への引き上げに合わせ、
酒と外食を除くすべての飲食料品の税率を8%に
据え置く軽減税率制度が導入されますが、
その対称品目が少しずつ明確になってきているようです。

では、野球場の売店はどうなるのでしょうか？

野球場や映画館の売店は8%となるようです。

椅子なしの屋台が8%、椅子ありの屋台が10%。
売店の前に椅子など用意されていませんから8%に納得。
もちろん、税金は少ないほうが有難いです。

机・椅子…設備があれば外食とみなされるようです。

西武プリンスドームで言いますとL'sダイニングシート、
ダグアウトテラス、パーティテラスなどは、
机も椅子もありますが、売店で購入して食べるからＯＫ
何だかグレーゾーンのようですが…

コンビニでイートインは10%、
ホテルのルームサービスも10%、
カラオケ店で料理を注文しても10%と外食扱いです。

フードコートやコンビニでもレジ袋に入れて
持ち帰るようにすれば軽減税率適用で、
購入後にその場で食べても8%のままですが、
最初からその場で食べるようにしてしまうと外食扱いの10%、
どう考えても混乱しそうです。

国民が納得できるように審議をしてもらいたいですね。

日比谷シアタークリエ 舞台「ピアフ」

エディット・ピアフ生誕100周年の記念すべき年に
大竹しのぶさんの舞台「ピアフ」が再演。

彼女の舞台を初めて観たのは、「奇跡の人」のサリバン先生。
ヘレン・ケラーを誰が演じたかは忘れましたが、
強烈な印象を残したサリバン先生、
本当に稀有な女優さんだと思いました。

歌手ではないのに聴く者を圧倒する歌声、
若き日から晩年までを一瞬にして変化させて、
見事なまでに違和感なく演じていきます。

あたしが歌うときは、あたしを出すんだ。全部まるごと。

大竹さんと重なるような…。

ナイトクラブのオーナーによって見出され、
喜ぶまだ若かりし頃のピアフ、
歌手としての名声を深めていくピアフ。

妻子あるボクサーとの本気の恋は、彼の事故死で破局。
交通事故で大怪我をおうピアフ、
モルヒネ中毒で薬に溺れていくピアフ、
年下の男性との結婚と離婚、最後を看取るテオとの結婚。

親に愛されることのなかったピアフは、
いつでも「愛」を叫んでいたのです。

波乱万丈の人生を鮮烈なシーンを積み重ねて、
舞台でこれだけ表現できることの素晴らしさに圧倒されました。

「ピアフが大竹しのぶに舞い降りた！」
まさしくそのとおりなのだろうと思います。
この日も満席でしたが、その観客の一人となれたのが
誇りにさえ思えるような舞台でした。

作：パム・ジェムス
演出：栗山民也
出演：大竹しのぶ、梅沢昌代、彩輝なお、伊礼彼方、
碓井将大、川久保拓司、大田翔、津田英佑、
滝田栄司、辻萬長、池谷祐子

日比谷シアタークリエ
千代田区有楽町１－２－４

２０１６．２．１５