まるみのあっちこっち巡り

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にっぽん丸GW日本一周クルーズ 水の都島原の散策 前編

2016-11-06 00:46:53 | 2016にっぽん丸 GW日本一周クルーズ


前回の島原の旅は、レンタカーで目的地へ行ったので、
歩いて散策するというのは新鮮な感じがしました。

市内には島原鉄道やバスも走っていますが、
地元の方に道を聞きながら見学をし、
武家屋敷まで歩きました。







島原市は古くから水の都と呼ばれるほど
湧き水が豊富で、島原湧水群として環境庁の
日本の名水100選に選定されています。







市内には60カ所の湧水ポイントがあり、
アーケード商店街など中心街でも
豊富な湧水が見られるのは珍しいのです。

午前中とはいえ日曜日だというのに
しかもゴールデンウイークですが、
人通りが少ないです。







絶賛上映中の看板も何やら粋ではありますが
タイムスリップしてしまったかと思ってしまいました。







そして、いつのまにやら歴史散策。
ガイドブックに載っていた江東寺へ。







1558年に禅寺として創建された曹洞宗の寺で、
鉄筋コンクリートでは日本最大の涅槃像があります。







境内南奥の墓地の一角に島原城を築いた松倉重政と、
島原の乱で幕府軍総帥として戦士した
板倉重昌の墓が並んでいます。







その脇に安置されているのが、二人を追善するために
建立された高さ212m、全長8.6mの
いぶし銀に輝く釈迦涅槃像です。

頭部に信者の写経1万部を納め、
台座は歴代住職の納骨堂になっています。







「島原大変」とは、死者・行方不明者合計15,000人におよぶ、
有史以来日本最大の火山災害のことです。

1792年5月21日に肥前国島原で発生した雲仙岳の火山性地震
およびその後の眉山の山体崩壊と、
それに起因する津波が島原や対岸の肥後国を
襲ったことによる災害を「島原大変・肥後迷惑」と言うとか。

国内のあちこちを旅すると
災害の爪痕が多いことを痛感するのでした。

長崎県島原市

2016.5.1
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