まるみのあっちこっち巡り

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MSCポエジア アドリア海・エーゲ海クルーズ 世界遺産 アクロポリス遺跡

2018-04-07 01:00:15 | 2017夏MSCポエジア アドリア海・エーゲ海クルーズ



アクロポリス遺跡を入場すると最初に見えるのが、
イロド・アティコス音楽堂です。
161年に建築され、6000程の観客席は、
最近改修されたのだそうです。







近くでじっくり見てみたいところですが、
その時間はなく、上から見下ろすだけです。

夏の間、演劇、コンサート、オペラ、
ギリシャ古典劇などが上映されているそうです。







ギリシャの街並みを一望できるアクロポリス。

「高い丘の上の都市」という意味で、
外部の侵略を防ぐ要塞として機能していましたが、
紀元前8世紀頃から次々と神殿が建てられ、
聖域として人々の信仰を集めるようになりました。







パルテノン神殿へと向かいますが、大渋滞。
毎日たくさんの人が登って歩いてすり減っており、
ツルツルしている大理石、滑りにくい靴で行くこと、
夏は日差しも強いので紫外線対策もしましょう。







アクロポリス遺跡は1987年に世界遺産に登録、
世界中から多くの旅行者が訪れています。

遺跡のみの入場料は20€、
博物館との共通チケットが30€。







紀元前424年に完成されたアテナ・ニケ神殿。
別名「翼なき勝利(ニケ)の女神」と呼ばれる
イオニア式の柱が美しい小さな神殿ですが、
少しばかりの日陰がうれしかったと記憶します。







元々は人々が神に祈りを捧げる場所でしたが、
時代によって支配者の王宮や教会、
モスクとしても使われたという
建築物のスケールの大きさに驚きます。







古代ギリシャの栄華を物語る
アクロポリス遺跡の全容は、
まさに驚愕、建築技術と芸術性の高さには
目を見張るものがあると驚きました。







これだけは見逃せないパルテノン神殿。
直線的な柱のように見えるドリア式の列柱、
柱の中間にはふくらみがあり、
上部が細くなっています。

柱の直径は約2m、高さは約10m、柱の表面に
彫られた20本の溝が建物全体に曲線美を与え、
少し内側に傾いている柱が、屋根の重さを支えるために
役立っていたりと精巧な建築技術に驚愕です。







建築美学と現実的用途が考慮されたこの建物を
15年の歳月で紀元前432年に完成させたとは

民主政治を築いた名将ペリクレスのもと
カリクラスが設計、フェイディアスが総指揮、
彼らにも興味が湧いてきますね。







私たちのガイドをしてくださったのは、
ギリシャを愛してやまない日本人女性で、
現在のギリシャ事情も伺えて
充実した観光ができました。







経年劣化、汚染、戦争による破壊、
過去の間違った修復を直すためアクロポリス
修復事業は、1975年に始まったそうです。

ギリシャ・アテネ

2017.7.5
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