皇居東御苑の二の丸庭園は、
宮内庁管轄となる約6万坪の庭園。
かつて徳川幕府の江戸城であった頃は、
小堀遠州による庭園があったとされますが、
江戸末期に消失、1968年に復元。
1912年に再建された茶室「諏訪の茶屋」を、
二の丸庭園復元時に現在地へ移築、
残念ながら内部の見学はできません。
江戸城二の丸は本丸の東側に位置し、
3代将軍家光の命で1630年に庭園を造成しました。
家光と秀忠との茶会が催されています。
2代将軍・徳川秀忠が死去した後の1636年には、
二の丸御殿が建てられ東側に庭園を配置したそうです。
昭和天皇の発意により武蔵野の自然を模した
二の丸雑木林や、果樹の古品種園、
ヒレナガニシキゴイが放流されている池があります。
築庭当初の江戸城二の丸庭園は白鳥濠と繋がる池の中には、
能舞台を配するなど遊興性の強い造りで、
将軍の別荘のように使用されたとか。
皇居東御苑も四季折々の風情を楽しめます。
この日は、外国人観光客の方が多い印象でしたが、
3月28日から当面の間、臨時休園となりました。
東京都千代田区千代田1−1
2020.2.15