まるみのあっちこっち巡り

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世界遺産 ヴェルサイユの宮殿と庭園<フランス>

2023-01-05 14:37:26 | 訪問した世界遺産



外国特使と接見、式典や舞踏会の会場として使われた
「鏡の間」は、全長73mの長大な部屋で、
庭園を見渡せる大きなアーチ形の窓が並び、
反対側の壁には窓と同じ大きさの鏡が並んでいます。

第一次世界大戦後の対ドイツとの講和条約である
ヴェルサイユ条約が調印された場所でもありました。







宮殿の建設よりも労力を費やされている噴水庭園には、
宮殿建設の25,000人に対し、36,000人が投入されています。
左右対称で直線的な構図を基本に、運河や池、泉水、
植え込みを巧みに配したフランス式庭園です。







フランスの王権を誇示する壮大なベルサイユ宮殿は、
「朕は国家なり」と豪語した太陽王ルイ14世が
1682年に20年の歳月を要して建造した宮殿です。

パリの南西22㎞に位置する
イヴリーヌ県ヴェルサイユにある宮殿は、
その後も増改築は続けられ、宮殿の内外部の
工事が全て完了したのは19世紀に入ってからです。







ル・ヴォー、マンサール、ル・ブラン、
アンドレ・ル・ノートルといった当代一流の建築家、
装飾家、造園家が建設にあたったバロック建築の代表作で、
豪華な建物と広大な美しい庭園で有名です。







ルイ14世は庭園をことのほか愛し、
自ら庭園鑑賞の案内書まで執筆したそうです。
1,070 haもの広大な敷地があるので、二度訪問するも
ほんの一部分しか見学できていません。

世界文化遺産 1979年登録 

フランス

訪問日 2008.1.2他

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