正喜橋を渡り、信号を右手に
見えてきたのが鉢形城復元地形模型です。
1/250スケールの鉢形城の全貌を
一望することができます。
鉢形城は、戦国時代の代表的な城郭跡として
1932年に国指定史跡となりました。
2006年には日本100名城にも選定されています。
荒川の向こうには街並みが広がっています。
この荒川と深沢川に挟まれた河岸段丘上にあり、
曲輪が連なる錬郭式の平山城です。
荒川の急流を堀とし、
断崖を防壁としていました。
寄居町の花、カタクリの群生地があり、
3月下旬から4月上旬までカタクリの
可憐は花が楽しめるようです。
樹木展示林では、約680種もの
国内・外国産の樹木を見ることができます。
交通の要衝にあたり、上州や信州方面を望む
重要な地点であったこの地に1476年、
関東管領であった山内上杉氏の家臣
長尾景治が築城したと伝えられています。
1590年の豊臣秀吉の小田原城攻めの際、
後北条氏の重要な支城として、
前田・上杉等の北国軍に包囲され、
攻防戦が展開され、城兵の助命を条件に
開城されますが、城の堅固さを実証。
以前来た時にはなかった鉢形城歴史館へ。
入口入って左側に100名城の
スタンプが設置されています。
鉢形城の歴史を中心に地域の文化や歴史を
学習・体感することができる歴史館。
三つの曲輪や伝秩父曲輪には、
発掘調査の成果をもとに戦国時代の築城技術を
今に伝える土塁や門、池などを復元。
四季折々の花や紅葉を楽しみながら
散策するのにも良い歴史公園です。
別名:ー
種別:平山城
築城者:長尾景治、北条氏邦
築城年:1476年、1558年~1570年
主な城主:長尾氏、北条氏、後北条氏
埼玉県大里郡寄居町大字鉢形2496-2
訪問日 2022.12.27