臨済宗大徳寺派大本山の塔頭の一つ「黄梅院」
1562年、織田信長が父・信秀の追善菩提のために
小庵を建立したことにはじまる寺院です。
緑鮮やかな苔と紅葉のコントラストが美しく、
武野紹鴎作の茶室「昨夢軒」なども公開、
毎年、春と秋に特別公開されます。
残念ながら受付より奥の写真撮影はNG。
重要文化財の本堂もこちらから
禅宗特有の様式がよく表された檜皮葺入母屋造、
秀吉公の援助により落慶しています。
1977年、400年ぶりの
全面解体工事がなされました。
千利休66歳の時に作庭された「直中庭」、
豊臣秀吉の希望により軍旗瓢箪をかたどった
池を手前に、不動三尊石を正面に、
加藤清正伝承の朝鮮灯篭を左に配した
苔一面の枯山水庭園があります。
本堂前庭に位置する「波頭庭」
半分手前を白川砂、半分向かいを桂石で区切り
苔を配し観音・勢至の二石でまとめられた
簡素な庭で天正年間に作庭されたもの。
紅葉はまだまだでしたが、千利休が作庭した
直中庭をはじめ、波頭庭、作仏庭などの禅宗庭園、
書院・自休軒、本堂の障壁画、小早川隆景が寄進した
禅寺で現存する最古の庫裡など見どころ満載です。
京都府京都市北区紫野大徳寺町83-1
2022.11.17