パリからおよそ南西87kmほど離れた
都市シャルトルに位置し、
フランス屈指のゴシック建築である
シャルトル大聖堂の創建は4世紀といいます。
対照的な二つの尖塔は、片方が1140年以来立ち続ける
105mの質素な角錐のロマネスク様式、
113mの高さのゴシック・フランボワイアン様式、
非対称の塔が印象的な大聖堂の西正面。
何度も火災に遭い、再建と修復が繰り返され、
現在のゴシック様式の建物の完成は1219年です。
外を飛梁の複合棟で囲まれる中、
淡い緑色の屋根を突き抜けて塔が高く聳え立ちます。
シャルトル大聖堂はステンドグラスの宝庫、
総面積は2000㎡を超えます。
バラ窓のステンドグラスは「この世に存在する
最も美しいもの」とたたえられています。
フランス革命期で破壊や略奪に遭わず、
度々の修復もその華麗な美しさを
作り変えてしまうことはなかったのだとか。
世界文化遺産 1978年登録
フランス
訪問日 2008.1.2