‘07/02/20の朝刊記事から
つがる市議殺害か
自宅寝室で物色の跡も
19日午後2時45分ごろ、青森県つがる市下牛潟町舞岬、貸金会社役員で同市議笹田保さん(55)方で、笹田さんが寝室で頭から血を流して死亡しているのを、訪ねてきた会社従業員らが見つけ110番通報した。
頭部や顔に外傷があり、県警は殺害された可能性が高いと見て捜査をはじめた。
20日に遺体を司法解剖して死因を調べる。
調べでは、笹田さんは一人暮らし。
遺体は寝間着姿で、2階の寝室のベッドからずり落ちた格好で見つかった。
そばに財布が残されていたが、金品が盗まれたかどうかは確認中。
寝室の押し入れなどが荒らされていた。
普段から玄関などは施錠していなかったという。
凶器らしいものは見つかっていない。
従業員は笹田さんが出勤しないため親族とともに様子を見に行った。
佐田さんは18日昼ごろから午後5時半ごろまで、自宅近くの事務所で支援者らと飲食していた。
つがる市によると、笹田さんは合併前の旧車力村議を務めた後、今年1月のつがる市議選で当選したばかりだった。
貸金業のほか、幼稚園を経営する学校法人の理事長も務めていた。
‘07/02/20の朝刊記事から
足寄妻殺害 遺体は容疑の夫
手首からひじ 刃物傷?
【足寄】十勝管内足寄町の実家で5日、帯広市西21南3、団体職員田中一恵さん(46)が首を絞められて殺害された事件で、19日午前、網走管内津別町大昭で遺体で見つかった男性は、本別書が殺人容疑で逮捕状を取って行方を探していた夫のNPO法人理事長、利和容疑者(45)であることが確認された。
本別署によると、親族が美幌署で遺体と対面、利和容疑者と確認した。遺体の左手首からひじにかけて刃物で切ったような傷が多数あった。
‘07/02/20の朝刊記事から
教わらぬ「聖地」の歴史
ソウル 近藤浩
中国と北朝鮮の国境にあり、頂上にカルデラ湖を頂く白頭山は朝鮮民族の「聖地」といわれる。
南側は北朝鮮領だが、北半分は中国領で、長白山と呼ばれている。
先日、中国東北部・長春での冬季アジア大会で、女子ショートトラック競技で銀メダルを獲得した韓国選手団が「白頭山はわれわれの土地」と書いた紙を表彰台で掲、中国側の反発を買った。
これには、後日談がある。
派手なパフォーマンスをした若い選手たちは、半分が中国領だという事実を知らなかったという。
ある知人も「すべて北朝鮮領だと思っていた」と言うので驚いた。
白頭山の帰属をめぐっては中朝両国の長年の争いの種だったが、一説には、北朝鮮の故金日成主席は1962年に中国と結んだ条約で、朝鮮戦争支援への見返りに白頭山を提供したともされる。
韓国の学校では、日本との間の領有権をめぐる争いがある竹島(韓国名・独島)は徹底的に教えるのに対して、「聖地」の歴史教育については、中国や北朝鮮に遠慮でもあるのか、さほど力を入れていないようだ。