'08/04/09の朝刊記事から
統一教会 示談金2億3千万円
献金上回る額 千葉の女性に
「夫が病死したのは先祖からの因縁のせいだ」と言われ多額の献金をさせられたなどとして、統一教会などに損害賠償を求めた千葉県の女性(70)に、統一教会側が2億3千万円を支払うことで示談が成立していたことが、8日分かった。
女性側代理人の紀藤正樹弁護士によると、示談では過去最高という。
女性は2002年から04年にかけ、信者に勧誘されて約2億1千万円を献金、絵画や宝石など約1千万円分を購入した。
その後、統一教会側に損害賠償を主張したところ、1億3千万円の示談額を提示された。
交渉が進展しないため、女性は07年末、慰謝料を含めて計2億6千万円の損害賠償請求訴訟を起こすことを検討。
統一教会のほか、宗教法人を所管する文部科学省も被告として訴状案を統一教会側に送ったところ、今年3月に2億3千万円が提示されたという。