'07/04/10の朝刊記事から
ウラン濃縮 産業段階
イラン大統領
【エルサレム9日時事】イランのアハマディネジャド大統領は9日、中部ナタンツのウラン濃縮施設で演説し、核燃料を製造する濃縮活動が実験段階から産業段階に入ったと宣言した。
同国は国連安全保障理事会の決議を無視して濃縮活動を続けており、核兵器開発を懸念する西側諸国との対立が激化するのは必至だ。
同大統領は核開発の進展を祝う式典で、核開発は平和目的と強調すると共に、「圧力に屈せず核開発を継続する」と述べた。
イランは昨年4月、ウラン濃縮に成功したと発表、新たに産業規模での核燃料製造を宣言することで、独自に核燃料サイクルを確立する決意を示す狙いがある。