Kodak DC4800 ベトナム
‘07/02/23の朝刊記事から
地理院地図 ネット提供
測量法改正 08年度実施目指す
国土地理院は22日、国土地理因果測量・作製し、刊行している各種地図をインターネットを通じて提供できるよう、測量法を改正する方針を決めた。
ネット普及が進む中、国土地理院が持つ地図データを利用しやすくすることで有効活用を促すのが目的。
有償とするか無償とするかは今後詰める。
今国会に改正案を提出し、2008年度実施を目指す。
国土地理院はすべての測量の基本となる「基本測量」を行い、都市部を対象とした「1万分の1」のほか、全国をカバーする「2万5千分の1」から「5百万分の1」まで主に7段階の縮尺の地図を刊行、書店などで販売している。
この地図を、地理院のホームページからダウンロードできるようにする。
また、地理院の基本測量と、地方自治他や民間企業が行う「公共測量」で得られた地図やデータの複製(コピー)については、地理院や自治体などの承認が必要な上、営利目的の複製は禁止されている。
今回の改正で複製者の負担軽減のため、この規制を緩和。
測量や刊行など正確性が問われる用途以外での、内部資料として使う場合のような複製は承認を不要とし、営利目的の場合は個々のケースに応じ判断する仕組みにする。
さらに、基本測量と公共測量に基づくデータを複製したり使用する場合の承認手続きを1ヵ所でできるようワンストップサービス化し、地理院で一括して承認事務ができるよう規定を改める。