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'08/11/16の朝刊記事から
「日本の国民性 中国は学ぼう」
北京の校長 ブログに反響
気配り細やか、修学旅行で痛感
【北京15日共同】今年五月、修学旅行で日本を訪問した北京市第四中学(高校)の劉長銘校長が細かい気配りをする日本人の国民性を称賛、「中国は日本から学ぶべきだ」とする評論を十一日、ブログに発表、共感が広がっている。
北京でトップクラスの進学校として知られる同校は初めて修学旅行先に日本を選び、高二の約四百人が東京や長崎などを見学。
校長は日本人と接触し「中国人にはない、細部に見られる特質」を感じたとした上で「自律的で社会に迷惑をかけない」ことを原則とする気配りの国民性に「敬服せざるを得ない」と称賛。
女性トイレに消音と節水のために設置されている排水擬音装置も「こまやかさ」の一例に挙げた。
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「日本人が中国人より頭が良いとは思わない」とした上で、物質的に豊かになった中国では、有害物質メラミンを意図的に混入させた汚染粉ミルク事件が起きるなど依然モラルが低いと憂慮している。
両国間には日中戦争などの歴史的経緯があり、訪日には対日理解を通じて「恨みを取り去る」目的があったが、国民性の落差を認めざるを得ず、逆に「どうしようもない」という「(自分に対する)新たな恨み心」すら生まれたと複雑な心境を吐露した。
ブログには四日間で千七百を超える反響が殺到。
反発もあるが、「中国の教育に問題がある」など賛成派が多数を占めている。