‘06/06/04の新聞記事から
キッシンジャー米元国務長官
日本の核開発に懸念
1974年インド地下核実験後
シリア大統領に表明
米公文書機密解除
【ワシントン3日共同】1970年代の米外交を主導したヘンリー・キッシンジャー氏が大統領補佐官と国務長官を兼務していた74年、インドが地下核実験に踏み切った直後に、日本が核開発に乗り出すとの認識を表明、独自核武装の動きを懸念していたことが3日、機密指定を解除された米公文書から分かった。
70年代の対日政策形成に大きな影響力があったキッシンジャー氏が、日本の核保有に懸念を示していたことが、文書で裏付けられた。
日本が当時、核拡散防止条約(NPT)を批准していなかったことなどが情勢分析の背景と見られる。
フォード大統領は翌75年、三木武夫首相との首脳会談で始めて日本への「核の傘」供与を文書で確約するが、日本の核武装に対するキッシンジャー氏の懸念が影響を及ぼした可能性がある。
キッシンジャー米元国務長官
日本の核開発に懸念
1974年インド地下核実験後
シリア大統領に表明
米公文書機密解除
【ワシントン3日共同】1970年代の米外交を主導したヘンリー・キッシンジャー氏が大統領補佐官と国務長官を兼務していた74年、インドが地下核実験に踏み切った直後に、日本が核開発に乗り出すとの認識を表明、独自核武装の動きを懸念していたことが3日、機密指定を解除された米公文書から分かった。
70年代の対日政策形成に大きな影響力があったキッシンジャー氏が、日本の核保有に懸念を示していたことが、文書で裏付けられた。
日本が当時、核拡散防止条約(NPT)を批准していなかったことなどが情勢分析の背景と見られる。
フォード大統領は翌75年、三木武夫首相との首脳会談で始めて日本への「核の傘」供与を文書で確約するが、日本の核武装に対するキッシンジャー氏の懸念が影響を及ぼした可能性がある。