‘06/09/21の朝刊記事から
タイ クーデター
もろい民主主義 露呈
当面は軍主導確実
首相 大衆迎合主義が裏目
【バンコク20日勝木晃之郎】
タイで19日に起きたソンティ陸軍司令官率いるクーデターは、同司令官がタクシン首相に代わって暫定首相に就いたあとも大きな混乱が見られず、軍がこのまま政権を主導する流れが確実となった。
ニューヨークの国連総会に出席していたタクシン首相は20日、英国ロンドンに移ったが当面帰国しない公算が大きい。
国王も事態を静観する構えと見られる。
バンコク市内は平静を保っているが同国の「民主主義」がいまだ軍の行動に大きく影響を受ける状況にあることを内外にさらけ出した痛手は大きい。
タイ クーデター
もろい民主主義 露呈
当面は軍主導確実
首相 大衆迎合主義が裏目
【バンコク20日勝木晃之郎】
タイで19日に起きたソンティ陸軍司令官率いるクーデターは、同司令官がタクシン首相に代わって暫定首相に就いたあとも大きな混乱が見られず、軍がこのまま政権を主導する流れが確実となった。
ニューヨークの国連総会に出席していたタクシン首相は20日、英国ロンドンに移ったが当面帰国しない公算が大きい。
国王も事態を静観する構えと見られる。
バンコク市内は平静を保っているが同国の「民主主義」がいまだ軍の行動に大きく影響を受ける状況にあることを内外にさらけ出した痛手は大きい。