本土最東端・納沙布岬の先っちょ・納沙布岬灯台にて。
近いながらも遠い存在になっている北方領土を眺めてきました。
しばし感慨にふけっていましたが、時刻は正午を回りました。
ここいらで食事でもしていきたいところです。
納沙布岬周辺はある程度観光地化されていて、食事できる商店もそれなりにありますが、
本土最東端の地に来たからには、本土最東端の食堂で舌鼓を打ちたいものです。
そんなわけで、レンタサイクルを引き続き駐輪させていただき、「鈴木食堂」へ。
「“さんま丼”はここで生まれここだけの味」と、デカデカと掲げている食堂。
その標語?の脇にあるサインのようなものは、いったい誰のものなのでしょうか?
少しばかり疑問に思いながらも、ガラス戸を開いて入店しました。
座席は奥側のテーブル席と、入口近くのカウンター席?があります。
本土最東端の食堂に来た私は、座席もこだわって本土最東端と推定されるカウンター席の一番隅の席に着座。
窓越しにオホーツクの海と空を眺めながらの食事となりました。
鈴木食堂の手書きのメニューを拝見。
ホタテ丼やイクラ丼もいいかな~とは思いましたが、店頭であれだけ堂々とうたわれているさんま丼をいただかないわけにはいきません。
さんま丼セット(1,800円)を注文しました。
ここで生まれたとされるさんま丼に、花咲ガニのてっぽう汁がついてくるというものです。
メニューに貼ってあるピンクの注意書きによると、この時季は生さんまを使用しているとのこと。
(旬でない時季だと、冷凍さんまを使用しているそうです)
約7分後、
さんま丼、うまい!
てっぽう汁、これまたうまい!!
旬のさんまがうまいこと。
それを味わいつつあたたかいご飯をかき込むことに、この上ない幸福感をおぼえます。
小鉢の昆布の佃煮も、本場らしい一品です。
白菜のお新香は苦手なので、お残ししてしまいました。
そして花咲ガニのてっぽう汁。
私はこれが初体験だったのですが、カニの風味が色濃く味噌汁に出ていてうまかった。
身もそこそこ残っていて、はさみとカニスプーンでほじくり出していただきます。
トゲトゲのあるカニとの闘い。何度か指をトゲが攻撃し、なかなか痛かったです。
てっぽう汁をいただく時間が、さんま丼をいただいた時間の2倍くらいかかったと思います。
白菜のお新香以外完食。ごちそうさまでした。
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