岳飛、「宋」末期の英雄

岳飛- 千百年后


ついにみつけました。中国共産党では「岳飛」は教科書からはずしたそうですが。
(そりゃ、中国全土に住む少数民族の子弟も学んだら具合悪いか・・・岳飛のように背中に「精忠報国」なんて刺青して？）
しかし、岳飛は中国史最高のヒーローで人気が高いです。

ただ、中国の歴史では「漢民族」が支配したのは『前漢』『後漢』『宋』『明』くらいで『秦』『隋』『唐』『金』『元』『清』はすべて異民族の支配ですから。
中国の歴史は漢民族と異民族の「政権交代」の繰り返しで・・・。

「宋」末期、バブルがはじけ、異民族が攻めてきます。しかし、時の政府高官は二股、あるいは売国で保身のみ。
祖国を憂う英雄、岳飛。あまりにも悲しいです。
彼は諸葛亮の「出師の表」を見事な筆で書いています。
彼の憧れは孔明でした・・・。

中国は「宋」の岳飛、「清」の林則徐（イギリスの脅しに負けず、アヘンを廃棄、ところが政府の高官にねたまれ、妨害を受ける。
政府の高官は林則徐を罷免し、はるか新疆へ追放。後任者はイギリスに香港を渡す）の偉大な英雄がいるではないか、真の英雄はチベットやウイグル虐殺のようなことはしない！！