大震災前だったら賛成していたかもしれないけれど、どうして今、これをしなきゃいけないのでしょう。
和食は素材を活かしてシンプルで美しい、でも今は放射能や東北地方の農業問題、そして復興に全力をあげなければならない時、もしこういう声がかかっても、まだ何も復興していないし、食べ物がなくて衰弱して亡くなった方々もいらっしゃる、私はとてもこの話にはついて行けません。
先を見て希望を見出すことも必要だけれど、どうもすっきりしないのです。喜べないのです。
日本の食を世界無形遺産に=専門家の検討会発足―農水省
時事通信 6月29日(水)21時27分配信
農林水産省は29日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が後世に残すべき優れた芸能や伝統工芸技術などを認定する「世界無形遺産」に、日本の食文化を登録するため、専門家による検討会を立ち上げたと発表した。「原発事故の影響で揺らいだ日本の食と農水産物の信頼回復を図る」(田名部匡代政務官)ことなどが狙い。同省は、文化庁などと連携し、来年3月の登録申請を目指す。
検討会の会長には、熊倉功夫・静岡文化芸術大学長が就任し、来月5日に初会合を開く。検討会では、申請する食文化の具体的な内容を議論し、10月に取りまとめる予定。
概要
原発事故の影響により我が国の食・農林水産物の信認が揺らいでいる中、日本の食・農林水産物に対する信認・価値の回復・向上を図ることが重要となっています。
一方、世界では食の価値を向上するための取組として、フランス、地中海の4カ国(スペイン、イタリア、ギリシャ、モロッコ)、メキシコの食文化がすでに世界無形遺産として登録されております。
農林水産省では、日本食の価値の回復・向上を図るため、「日本食文化の世界無形遺産登録に向けた検討会(第1回)」を開催します。
今回の会議資料は、会議終了後にホームページで公開することとしています。
日本食文化の世界無形遺産登録に向けた検討会名簿
(会長)
熊倉功夫(静岡文化芸術大学学長)
(委員)
鵜飼良平(上野やぶそば、(社)日本麺類業団体連合会会長)
小泉武夫(東京農業大学名誉教授)
佐竹力総
((株)美濃吉代表取締役、(社)日本フードサービス協会会長)
辻芳樹(辻調理師専門学校校長)
服部幸應(服部学園理事長)
藤野雅彦
(江戸割烹米村店主、(社)日本料理文化振興協会理事長)
増田徳兵衛
(日本酒造組合中央会海外戦略委員会委員長)
村田吉弘(京都菊乃井、日本料理アカデミー理事長)
茂木友三郎(キッコーマン株式会社取締役名誉会長)
山縣正(かきがら町都寿司)
山口範雄(味の素株式会社代表取締役会長)
(アドバイザー)
宮田繁幸(東京文化財研究所無形文化遺産部長)
(オブザーバー)
外務省
文化庁
観光庁
(主催)
農林省