ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

Franco Corelli - canzone napoletana

2016年06月05日 | 歌曲

ブログのティールーム

1、「おお、太陽の土地」

Franco Corelli - " O paese d'o sole " Classica Napoletana

・・・戦場から故郷に帰ってきた兵士の喜びを歌っています。




2、「孤独」

Franco Corelli - " Senza nisciuno " Struggente canzone napoletana



Tramonta o sole ventiquatt'ore... E sona Ave Maria. 太陽が沈み、夕方のアベマリアの鐘の音

Senza parole me faccio 'a croce e penzo a mamma mia. 言葉もなくわが母をおもい、十字をきる

SENZA NISCIUNO
(Barbieri, G. De Curtis - 1915)イタリア、第一次世界大戦に参戦、戦場から帰還した兵士が母親の死を嘆く歌、ナポリ語の歌詞。

★ 上記の2曲とも、往年の名歌手フランコ・コレッリがスケールの大きい表現で歌っています。



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フリッツ・ヴンダーリヒよ、永遠に・・・

2015年12月16日 | 歌曲

★ ヴンダーリヒの歌はいつも祖国のドイツ語だ。
これはイタリアの「サンタ・ルチア」なのに「ザンタ・ルチア」って・・・
でも美しい。

Fritz Wunderlich - Santa Lucia


★ ヴェルディ『リゴレット』の「女心の歌」、これは原語のイタリア語で。
この親しみやすさは何?・・・。

Fritz Wunderlich La Donna e Mobile



★ 「極め付け」は下記の『君こそわが心』である。
この曲を歌ってこれ以上に素晴らしい歌唱は知らない。
30代で夭折したヴンダーリヒ、芸術は永遠です・・・。

Fritz Wunderlich sings "Dein ist mein ganzes herz"





★ 私はドイツの歌手にあまり馴染まない、というか共感しないのだが、ヴンダーリヒは別だ。
この人懐こさ、温かさ、そして声の美感は心をひきつけて離さない。


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Fritz Wunderlich "Zueignung" R. Strauss

2015年12月08日 | 歌曲

Fritz Wunderlich "Zueignung" R. Strauss


★ 今日は少し疲労気味で記事を書けなかった。

フリッツ・ヴンダーリヒが歌うリヒァルト・シュトラウス作曲の『献呈』

この曲は知人の結婚式などで私が好んで歌った。

誇り高く美しい曲である。


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ドミンゴ、カレーラス、パヴァロッティのリハーサルで爆笑

2015年11月23日 | 歌曲

 Rehearsals (1) -The Three Tenors Concert 1990


★ 「楽しいリハーサルだ」・・・大笑いした。

イタリア人パヴァロッティがナポリの歌「マレキァーレ」を完全に仕切っており、ナポレターナで独特のこぶしも自由自在。

スペイン人のドミンゴとカレーラスは用心深く、しかもカレーラスなどナポリ語にしどろもどろ、
パヴァロッティはそれをフォローするようにして肩に手を置き(肩に手を置かれると思い切って歌えなくなる)、
カレーラスとドミンゴに挟まれてインド人指揮者ズービン・メータが指揮をするが、ナポレターナはシンフォニーや他の音楽と違い、ナポリ地方独特の感覚が難しい。しかも自然な「こぶし」は音符には書かれていないし、外国人にはかなりハード。

そこで卓越した練習ピアニストが実質上リード(このピアニストは当日はオーケストラ伴奏なので練習時だけ)
あやふやなところを助けるように旋律を強く奏でてリードする。

この中でインテリのテノーレであるドミンゴは指揮者としても活躍しているが、インド人指揮者ズービン・メータの肩に手を置き、納得する速さで歌おうとするがパヴァロッティに指図されている。
完全にこの場を制した?パヴァロッティはフィナーレで悪ふざけし、ドミンゴを笑わせる。

・・・こういうことは彼らよりも一世代前のあのマリオ・デル・モナコやフランコ・コレッリは許さないだろう。
こうした形でリハーサルを録画させることもない。

しかしこの3人、もちろんプライド高く、お互いに牽制?しながら友好を深め合っている。
実はドミンゴとパヴァロッティは昔から仲が悪く、お互いの悪口をインタビューで言いあっているのを読んだことがある。
この二人を結びつけたのが白血病から生還したカレーラスで両方と仲がよかった。
公演が近いので、3人とも練習では声を控えめにしている。(これは声を温存するための常識)

・・・以上、この「リハーサル」は演出も当然あり、そこから垣間見れることを勝手に書いています。


 

★ 昨日、大阪のダブル選挙があったが、私はあまりよくわからない。
大阪人ではないし。政治もこのごろわけのわからない妥協などに精神的に疲れてきた。
ああでもない、こうでもないという推測もあまり好まない。
目につくことや実際に聴いたことなど、そして感じることなどで自分の意見としているが、
少し落ち着きたい。

アセアンや北朝鮮遭難船、国際テロ情報収集ユニット来月上旬設立のニュースもあり、次回以降に。


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今宵は山が美しい・・・  巨匠マリオ・デル・モナコ生誕100周年記念の年

2015年11月21日 | 歌曲

★ 戦後最高の偉大な名歌手、マリオ・デル・モナコが歌う『今宵は山が美しい』・・・歌詞の初めの言葉です。
・・・このブログの主題歌にしています。

Mario del Monaco - Tu ca nun chiagne


Mario del Monaco sings 'Tu ca nun chiange'


民主党政権時代、「尖閣」事件の時、山を見ながら由緒ある神社に参拝していて、この歌が心の中で響いたのです。
マエストロの若き日の歌で。
今年はマエストロ生誕100年記念の年になります。(1915年生まれ)
戦後の日本に貨物船で来日、上野駅で日本の傷痍軍人の為、歌を披露し帽子を差し出して基金を募りました。
まさか人々は世界最高の名歌手が上野駅で歌うなんて思わなかったでしょう・・・。

日本公演はヴェルディ『オテッロ(オセロー)』で、昭和天皇ご臨席でした。
まだ当時はクラシック専用ホールも建てられていなくて、宝塚劇場を借りての上演だったと記録されています。
(イタリアでもミラノスカラ座は戦争で破壊されていましたが、まもなく再建。)
デル・モナコの「黄金のトランペット」と絶賛された声がホールに響き渡った時の感動は伝説となっています。

マエストロはインタビューにこう答えています。
「声帯の休息には沈黙がいい。公演の2日前から誰とも話さない。メモを書く。また歌ったあとでしゃべるのは傷口に酢を注ぐようなもの。オペラの終了後はホテルに逃げ込んで黙っている。
私は人生の大部分を口をきかずに過ごしたわけで大きな犠牲を払った。
完璧であるためにあらゆることを忍ぼうと覚悟していました。」




ではかつての「3テナー」カレーラス・ドミンゴ・パヴァロッティのパリ野外公演から、
同じ曲です。もちろん歌詞はナポリ語。独特の言い回しです。

The 3 Tenors - Tu, Ca Nun Chiagne



・・・靖国神社にて、西村眞悟氏と三宅博氏
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