『第111回ドゥテルテ・フィリピン大統領の親日度①』藤岡信勝 AJER2016.10.31(7)
「アメリカは大嫌いだ」「オバマは地獄に墜ちろ!」などの発言の一方でチャイナに接近、
習近平と対談し経済的支援を引き出す。南シナ海に軍事基地を建てるチャイナへなぜ接近するのか。フィリピンの漁民はスカボロー礁で漁業再開、またバナナを輸出再開などの効果があったが、フィリピン領であるという判決を気にしないという態度。
かつて米軍とのトラブルがあり米軍がフィリピンから撤退することがあり、その直後からチャイナが進出することがあった。
日本にとっても重大な地域であり憂慮することである。一方彼は親日家でもある。
ダバオの市長時代、戦前から一万人以上の日本人が住み着いてマニラ麻の栽培をしダバオ市に貢献したので、市長時代にポケットマネーでその碑を立て直した。
「我が国はかつてスペインの植民地であった・・・我が国の繁栄は日本人のおかげである。
命を落とした日本人を慰霊するのは当たり前である」という歴史的な根っこがある。
日本は外国のお客様に隔たりなくおもてなしをするが、彼はアメリカに行ったときにひどい扱いを受けたことがある。「米国に犬のような扱いを受けた」と安倍首相に言った。(朝日新聞)
しかし政治家として個人的なことをもろに持ち込むのはいかがなものかと思うが、ダバオ市長のころとつなげてみるとその背景がうかがわれる。(以上走り書き)
ベッラの独り言
★ youtubeやテレビのニュースでもドゥテルテ大統領は「親日」とほとんどすべてが報道、
よくわからないこともあるけれど、今は言いにくい状況。チャイナに経済を頼むようだが・・・。
★ ドゥテルテ大統領はフィリピンに帰国するといきなり「神のお告げで『暴言』をやめる、と発言。その真意は何か?
「暴言やめる」と宣言=神のお告げ―比大統領
時事通信 10/28(金) 17:27配信
【マニラ時事】フィリピンのドゥテルテ大統領は27日、国際的に物議を醸している自身の暴言について「今後はやめると約束する」と述べた。
神のお告げがあったのが理由という。日本から帰国した際、南部ダバオの空港で記者団に語った。
ドゥテルテ氏は日本からの帰途、機内で空を眺めていたら突然声が聞こえ、「ののしるのをやめないとこの飛行機を落とす」と警告されたと説明。「誰なんだと聞いたら『神だ』と言われた。だからもうしない」と話した。
ただ、記者から欧米への暴言もやめるのかと聞かれると、「タイミングによる」とはぐらかした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161028-00000116-jij-asia
★ 日本は日本の考えで道を進むべきなのですが、決断が鈍いというよりも「できない」政府(としか思えない)、
しかも今の野党の多くはデタラメでどうしょうもない。
日本の国の立て直しをするにはあまりにも困難な状況です。
★ 「日本を思う人々」でつながっていかないといけないと感じています。
ごく当たり前の常識ある人々と・・・。
★ 今の私のレジャーは電車の中で塩野七生さんの『ローマ人の物語』から「ハンニバル戦記」第3巻を読み、面白くて下車を忘れそうになります。夜は録画していた語学の番組を寝転がって見ています。
紅葉の秋、今年こそは一泊の国内旅行をしてみようかなと思っています。
これもまだ計画はしていません。考えているだけです。(情けないけれど毎年そうです。)
ブログのティールーム
★ ドミンゴやパヴァロッティ、カレーラスの世代の前はコレッリでした。
その前はマリオ・デル・モナコ、コレッリもデル・モナコもマスコミやCMなどに出ない、
聴衆の前で全身全霊をかけて歌うことに日常生活のすべてをかけていた時代です。
曲の終わりごろの声はまさに「一世一代の声」、声が素晴らしいだけでなく歌役者でもありました。
後年ドミンゴがこの役を歌いましたが、声の威力・表現ともデル・モナコには遠く及ばなかったようです。
ドミンゴはドラマティックな声ではなかった、かつてあのコレッリですら「オテッロ」を歌わなかったのです。
ヴェルディ「オテッロ」から~モノローグ≪神は私に不幸を投げつけられた≫英雄オセローの嘆きです。
Mario Del Monaco in Munich Concert "Dio, mi potevi" (イタリア語歌唱)